仕事&マネー 【貧困女子】クライアントのパワハラでうつ退職……親子逆転介護で自責の日々の果て~その1~

なぜ、その女性は、みどりさんをターゲットにしたのでしょうか。

「私は海外生活が長いから、日本の常識を知らないことが大きいからかもしれません。最初の会話の時に、幕末の話になって、西郷隆盛とか新選組とかが全然わからなかったんです。そのときに『えっ、そんなことも知らないの?』と驚かれました。他にもいろいろ知らないことがあって、そういうところがバカっぽいと思われたのかも」

みどりさんは相手に合わせて「私もそうなんです」とか「私と似ていますね」などと言ってしまう。もしかするとその女性は、みどりさんの発言に対し、「あなたみたいなおバカと私を一緒にしないでくれる?」とカチンと来て、みどりさんに対して邪険にしたのかもしれません。

仕事ができなくなってからのみどりさんは、すぐに生活に困窮。会社といっても、社会保険に加入しているわけではなく、有給休暇などもない自己責任の世界。働けなくなったら、それで終わり。

「貯金ができない性格なので、すぐにお金に困り、元彼のマンションに転がり込みました。通院しながら仕事を探したのですが、全然うまくいかない。そもそも私がしたい仕事がないし、中途半端に英語、企画と営業ができても、何のヒキにもならないんですよね。エクセルやパワポなどのパソコンスキルがないから派遣社員としても働けないし。1年くらい仕事をしないで、元彼の家に住んでいたんですが、元彼が別の女性と結婚することになり、『悪いけど、1か月以内に出て行って』と言われてしまったんです。いくら持ち家だからって、結婚の1か月前に私と住んでいた部屋に、新居を構えるってアリなの!?と思いました」

仕事をしなくなってから、1年間が経過していました。これだけのブランクがあると、社会復帰は絶望的だといいます。加えてうつ病を抱えていると、仕事の面接もままならなかったそう。

「そもそも人が怖い。落とされることがものすごいダメージになるんですよ。全人格を否定されたような感覚になり、めまいがして倒れてしまったこともあります。清掃のバイトも不採用でしたから」

パワハラの被害に遭っていた頃から、マスクをつけないと不安になり、外出できなかった。(写真はイメージ)

元彼の家から出るリミットは1か月、仕事が決まらないことでうつが悪化、ギリギリで採用された会社とは?……~その2~に続きます。

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