仕事&マネー 【貧困女子】ジェットコースターのような成功と倒産……女社長が陥った生活保護ギリギリ人生~その2~

数年前までは普通の生活をしていたのに、気が付けば貧困と言われる状況になってしまった女性たち。今回お話を伺った、大宮千奈津さん(仮名・40歳)は数年前まで会社を経営していました。サプリやメイクアイテムを月5000万円も売った彼女が、貧困状態にある理由とは?

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信頼する人に、2000万円のお金を持ち逃げされ、会社をたたんだ千奈津さん。当時住んでいたのは、家賃25万円の港区内のタワーマンション。家賃が払えなくなることは確実なので、すぐに解約し、当時交際していた恋人の家に転がり込みます。彼は不動産関連会社の役員をしていたと言います。

「最初の2週間くらいはいい関係だったのですが、私は家事もしないし、夜のバイトだからすれ違い生活が続いて、彼がブチ切れ。大ケンカして出ていくことになりました。でも彼はいい人で、私のために家賃10万円のワンルームマンションを見つけてくれたんです」

このとき、千奈津さんは32歳。若かったこともあり、結婚は考えられなかったとか。

「たった8年前なのに、今みたいなイクメンもいないし、ワンオペ家事育児が当たり前の時代でした。同級生たちが次々と母になり、私に『いいな~、千奈津は。私も自由になりたい。東京で楽しく暮らしたい』と生活に疲れた、オバサン顔で言っていた。そんな姿を見て、『絶対に私は結婚しない。結婚するなら金持ち男子限定』と思っていたんです」

しかし、今となればそれは女性の友達特有のマウンティングだったと気が付きます。

「母になるってすごいことなんですよ。今、私は孤独で何も生み出したものはないけれど、彼女たちには子供がいる。これは絶対的な存在です。あのとき、おとなしく彼と結婚して子供を作っていれば、今みたいな状況にはなっていなかったと思います」

彼と別れた後は、さらに転落人生だったと言います。

「夜の仕事は35歳くらいのときに、限界を感じて辞めました。このときも派手に稼いで、お金が出ていくばかりなので全く手元に残っていません。ハローワークに行って、仕事を探しても、どの仕事も求められるスキルが高いと感じました。ワード、エクセル、パワーポイント……私、それのどの一つも満足に使えませんからね」

働きたい会社が見つからない、社会から求められるスキルもない女性は、どうなるのか?

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