平成の時代も今年が最後となりました。
1925年から続く学習雑誌『小学一年生』(小学館)の過去の付録がSNSで取り上げられ、話題になっています。ここで、まとめて『小学一年生』も平成30年間の付録を振り返ってみました。
平成元年(1989年)~
当時流行していたキャラクターやゲームが付録に反映
付録には、そのときに流行っていたキャラクターを起用することで、読者の注目を集めました。
平成前半は、スーパーマリオ、ドンキーコング、ストリートファイター、星のカービィなどなど、当時大人気だったゲームソフトのキャラクターのオンパレードに!
当時の小学生がこぞって遊んでいたゲームが当時の付録に反映されていたんですね。

↑平成2年4月号付録「マリオの さんすう攻略ゲーム」。
平成8年(1996年)~
ポケモンが大ブレイク!付録がほぼポケモンに
平成8年2月に「ポケットモンスター赤・緑」が発売。すると、ゲームボーイで遊んでいた子どもたちの口コミから爆発的人気となりました。公園の片隅などで、小学生男子が頭を突き合わせてゲームボーイで遊ぶ姿を見かけるようになったのもこのころからではないでしょうか。そして翌年の平成9年4月には、テレビアニメもスタートしました。そんな中、平成9年の前半こそスーパーマリオやドラえもん、ミニ四駆が起用されていたもの、アニメ人気の大ブレイクにともない、後半8月号以降はすべてポケモンがメイン付録になりました。ポケモン人気は勢いを増し、翌平成10年の付録は12か月のうち9号分がポケモンの付録でした。

↑平成10年度 4月号「ポケモン ジャンボ玉入れゲーム」。