堅実女子ニュース&まとめ 【沼にはまる女たち】密室育児と子育てへの不安感を紛らわす拠り所は、有名人の「ママブログ」……私はこうして“ネット正義”の沼に落ちた~その1~

どこにでもいる女性でも気が付くと、その世界の『沼』にハマってしまうケースを紹介する同シリーズ。今回ご紹介するのは、芸能人ブログやSNSのコメント欄やリプライに大量出没する“ネット正義”の沼。そしてその沼に陥った人物こそ、4年前の筆者自身です。今回はできるだけ当時の自分の心情を俯瞰して、いきさつを書いてみます。

予想外の早産……とにかく他の正期産の子どもと比較し、安心したかった

その直接的なきっかけは、子どもの出産。私の子どもは出産に適した時期とされる「正期産」よりも数か月早く出産となった、“早産児”でした。その影響もあって、なかなか同じ時期に産まれた赤ちゃんと接する機会がなかったのです。

日々子育てをしていく中で、私がとにかく気になったのは「うちの子どもは他の子どもとの発育で、どのくらい差があるのか?」という点。しかし同じ月齢の子と比較したい気持ちがあっても、その機会はありません。住んでいる自治体では近い月齢の赤ちゃんが遊んだりママたちが交流できる“子育て広場”のような施設もありましたが、結局一度も足を運びませんでした。早産児だったことでしばらくは風邪などが重症化しやすいと言われており、冬場の外出は控える必要があったのが理由です。

一方でネットを検索すると、子どもと同じ時期に産まれた赤ちゃんのブログがたくさんありました。中でも私が頻繁にチェックしていたのが、偶然にも子どもとほぼ同時期に出産した、某タレントさんのブログです。その方は初の出産で子どもの日々の成長を生まれた日から逐一ブログにアップしており、私はそれを発見した日から毎日チェックするのが日課になっていました。そして「ああ、うちと同じだ」「あ、やっぱり●●ちゃんのほうが進んでいるな」と、一喜一憂する日々が始まったのです。

某タレントさんのママブログが、いつしか心の寄り心に

夜泣きや授乳の悩み、そして離乳食の不安や心配など……私の子どもは早産児でしたが、育児の悩みや「あるある」というネタは、ほとんど同じ。それもうれしくて、私はひたすらブログを読みまくっていました。そしてその子どもの体調が悪くなれば心配になり、笑顔の写真に癒される。気が付いたら私は、まるで某タレントさんの子どもの親戚のような気持ちになっていたのです。

今考えればいくら同じ時期に産まれた子どもがいるとはいえ、出会ったこともない人にここまで親近感を抱くのは変だと感じます。でも当時のことを思い返してみると、私と子どもが社会とつながる数少ないツールが、某タレントさんのブログだったのです。当時の私はこのブログにとても励まされ、勇気づけられたことがたくさんありました。

しかしそんな私の過剰な親近感は、やがておかしな方向へと進むことになるのです。

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