【沼にはまる女たち】10年間で6回転職。活躍できる場を探し国内・海外を模索した末、転職沼から自立の道へ〜その1〜

【沼にはまる女たち】10年間で6回転職。活躍できる場を探し国内・海外を模索した末、転職沼から自立の道へ〜その1〜

どこにでもいる女性でも気が付くと、その世界の『沼』にハマってしまうケースを紹介する本シリーズ。今回は、自分が活躍できる場所を求めて転職を繰り返した女性のケースです。

ハナさん(仮名)は34歳。見た目も話し方も落ち着いていて、地に足のついた印象です。ところがこのハナさん、職は転々としており、この10年間で6回転職をしてきたとか。それぞれの企業での勤務期間は最短で3か月、最長で3年間。転職がそう珍しいことではない現代とはいえ、これは結構な回数では……。どんな経緯でこのようなことになったのか話を伺いました。

ハナさんは、都内有名大学出身。就職活動時に周りの友達は、男女問わず「有名企業の総合職」を受けて当たり前の雰囲気で、ハナさんも同じような企業にエントリーしたり、セミナーに参加したりしていました。

「だけどわからなかったんですよね。社会で、その企業で自分がやりたいと思うことが。なんとか取り繕って志望動機なんて考えてみましたが、まったく想いがこもっていないのがバレバレで」

時は、新卒採用に回復の兆しが見え始めたといわれていた頃。周りの友達は、「有名企業の総合職」の内定を次々にもらっていきます。一方のハナさんは持ち駒がなくなり、一般職や中小企業へのエントリーを考えたものの、プライドの高さから行動できずにいました。

ここは私のいる場所ではない!3か月の早期退職

結局大学4年の夏休みになっても、どこからも内定がもらえなかったハナさん。不本意ながらも大手企業の関連会社、接客のお仕事の選考を受け、内定をゲットしました。もともとハナさんは地方出身。働く場所がないなら、田舎に戻らなければならない状況だったのです。それだけはどうしても避けたい思いが強かったのでした。

「接客の仕事は、最初から合わないだろうなって思っていました。今はそんなに気にならなくなりましたが、私はもともと大の人見知り。人に慣れるまで時間のかかる私が接客だなんて、って感じでした。

あと、私は大学入学をはじめ、やはり頭でここまで来たんだという自負があったんですよね。そんな私にとって接客の仕事は、頭よりも愛嬌で勝負という思い込みがあったのです。いろいろ経験してきた今となっては、愛嬌も大切ということは痛いほど実感していますが」

合わない仕事やシフト制の不規則な生活のストレスから、入社後3か月で6キロ体重が落ちてしまったハナさん。体調にも変化が見られはじめ、「このままでは倒れてしまう」と試用期間終了と同時に、上司に退職を申し出ました。

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