堅実女子ニュース&まとめ 【私の場合】幼いころの性被害とセクハラ誘発体質、ある非正規教員の受難の日々~その2~

ハリウッドから端を発した性暴力被害者に連帯する「#metoo」の世界的な広まり。多くのセレブや著名人が意思を表明しています。

佐久間葉子さん(35歳・仮名・教育関連会社勤務)に、2年前に非正規雇用の教員として働いていた時の、パワハラ・セクハラについてお話を伺いました。

その1はこちら

大人になる前に、女の子はかなりの性暴力を受けていると葉子さんは言います。

「大学時代に、被害者同士が、トラウマを語り合うサークルに行っていたことがあるのですが、私なんて比べ物にならないくらいの壮絶な体験を持つ人が多くいて驚きました。実父から、義父から、学校の先生から、近所のおじさんやおじいさんから……腕力で勝てない大人の男たちが、子供をねじ伏せる。その実態を知り、私は先生になって、そういう子供を一人でも多く救いたいと決意したのです」

佐久間さんが進学した大学は、教育学部がある中堅私立大学でした。

「ウチの両親はポーンと学費を出してくれたし、勉強を頑張り見分を広めなさいと、お小遣いもたっぷりくれました。幼い私の世話もろくにせず、カネ、カネ、カネ……と目が血走っていた姿しか知らなかったので、驚くと『私たちは高卒だから、あんたに教育を授けたかったのよ』と母は言いました。人生ないものねだりかもしれませんが、それよりももっと遊んでほしかったと思います」

教職課程をとり、小学校の教員資格を取得した佐久間さん。成績優秀でしたが、採用試験は何度受けても落ちてしまったとか。

「ペーパーはいけるのに、面接で落とされるんです。教員採用試験って、大都市ほど倍率が低いんですよ。地方都市において、教員の社会的地位は比較的高いですが、東京は他に安定していい職業がたくさんあるから、優秀な人は他を狙う傾向があると思います。それなのに落とされてしまう。仕方がないので非正規雇用の道を歩みました」

授業は週に2~3日、手取り月収12万円の日々が25歳まで続きました。

「実家に住んでいたから何とかなりましたが、あれはみじめな日々でした。正規雇用の教員がふんぞり返っているのに、私たちは切られるのが怖いから、言われたことは何でも行なう。小学生のクラブの顧問、飼育係の監督、PTAの担当補佐などなんでもしました。手柄は正規教員のもの、失敗は私たち非正規に擦り付ける。こういう不平等は、思考停止で乗り切るしかないんです。そうなるとますます管理職は増長する。私、副校長からゴリゴリに押されて、半ば強引にホテルに連れ込まれ、性的関係にありました」

「これがバレたら、お前は俺の女房から慰謝料を請求されるんだよ!」という暴言 

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