「逃げ」を選ばず正面からぶつかる不器用さは、今の時代に一番必要?『宮本から君へ』で見せた池松壮亮の熱量がすごい~その2~

「逃げ」を選ばず正面からぶつかる不器用さは、今の時代に一番必要?『宮本から君へ』で見せた池松壮亮の熱量がすごい~その2~

9月27日から公開される、映画『宮本から君へ』で主人公・宮本浩を演じる、池松壮亮さん。宮本の愚直なまでな真っ直ぐさを全力で演じています。

その1はこちら

(池松壮亮さん……1990年7月9日生まれ、福岡県出身。2001年にミュージカル『ライオン・キング』のヤングシンバ役でデビュー。映画『ラストサムライ』『ぼくたちの家族』、『紙の月』、『斬、』ドラマ『MOZU』などに出演し、その実力を高く評価されている。)

平成の漫画が、令和の今、映画化されることに意味がある

―池松さん自身が不器用だと思うことはどこでしょうか?

池松:語弊を恐れず言うと、僕はある程度、器用なんです。これは親からもらったもので、ある程度はいける。ただし、思考が不器用な方向に向かってしまうんです。

今までも、この自分の不器用さで大変な思いをしてきました。ただ、この映画が最も自分を苦しいほうに追い込んだと思います。

―命がけで挑むシーンも多く、池松さんは撮影2日目には声が枯れ、時には血を流し、満身創痍になりながら挑み続けたと聞きました。

池松:この、不器用で愚直な男・宮本に、正面から挑んだのは、世の中に漂う空気みたいなものをはっきりさせる物語だからということもあります。

僕は漫画の連載がスタートした平成2(1990)年生まれです。平成という時代を生きていた僕が、この原作に出会い、まずはテレビドラマになり、令和元年に映画が公開されるのは、とても意味があることだと感じます。

―池松さんは、平成という時代をどのように感じているのでしょうか?

池松:平成は、日本人が持っている“よい部分”がグレーになった時代でもあります。言葉にすると、忖度、自粛、静観……かつて、これらの言葉は、相手の心を先に察する気遣いという美徳を含んでいたと感じるのです。

しかし、平成の最後には、これらの言葉が、悪しきものとして使われるようになった。グレーなものがいきすぎた感じを受けました。

『宮本から君へ』の原作が連載されていたのは、平成2(1990)年から平成6(1994)年のバブル経済が崩壊した後のグレーな時代。ここに宮本は白黒はっきりつけようぜと殴り込み、当時のマンガの人気投票で、嫌いなキャラクターナンバーワンになってしまったそうです。

現在は連載終了から、四半世紀が経っており、時代も1周し、価値観は変わりました。それなのに、時代の不透明さは加速したままで、何かこの目に見えない、白か黒かもはっきりしてくれない“何か”を、圧力として受けている人は多いんじゃないかなと、

この映画で、僕はこのグレーの源である、自粛、忖度、静観をぶった切りたかったのです。

言葉せずとも伝わる「革命のメッセージ」が込められている

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