堅実女子ニュース&まとめ どうしようもない変態?それともクセのある女子に翻弄される純な子羊?映画『惡の華』に見る中2男子に共感必至!?

押見修造による原作漫画を井口昇監督が気合いの演出で実写映画化した『惡の華』。『今日から俺は‼』などで注目度急上昇中の伊藤健太郎くんが演じる主人公の春日高男は、ついうっかり、出来心で、大好きなクラスメイトの体操服をこっそり盗んでしまう中学2年生。そこから始まる怒涛の物語とは?

『惡の華』(C)押見修造/講談社(C)2019 映画『惡の華』製作委員会

『惡の華』
(配給:ファントム・フィルム)●原作:押見修造「惡の華」(講談社『別冊少年マガジン』) ●監督:井口昇 ●脚本:岡田麿里 ●出演:伊藤健太郎、玉城ティナ、秋田汐梨、飯豊まりえ、高橋和也、佐々木すみ江、坂井真紀、鶴見辰吾ほか ●公開中

(あらすじ)
ボードレールの詩集『惡の華』を愛読書にする中学2年生の春日高男(伊藤健太郎)。山に囲まれた地方都市で周囲への嫌悪を募らせ、息苦しい日々を送っていた。ある日放課後の教室で、密かに想いを寄せる佐伯奈々子(秋田汐梨)の体操着を咄嗟に盗んでしまう春日。その姿を目撃したクラスメイトの仲村佐和(玉城ティナ)から、ある契約を持ちかけられる。

Mな心が炸裂する暗黒の青春映画

周囲を山に囲まれた地方都市。商店街には錆びついた看板が並んでいて、心をトキメかせるような、見るべきものなんてなにもなくて、ただ“ここからは出られない”という閉塞感ばかりが漂うような街です。主人公の春日高男は、中2のくせにボードレールの詩集『惡の華』を愛読書にする、いや「俺は『惡の華』を愛読する人間なのだ」という自分に酔う孤独な男子。彼にとって毎日はただぬるいグレーに塗り込められたような、閉塞感というずぶずぶの海をもがくような日々でした……。

映画『惡の華』はある種の地方出身にとってとても他人事と思えない、「わかる~!」に満ちた日常を生きています。原作は『スイートプールサイド』(←この映画版もサイコー)、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』の押見修造。監督は『恋する幼虫』とか『電人ザボーガー』とか、最近だと『覚悟はいいかそこの女子。』みたいなラブコメを撮っちゃったりした井口昇。原作者が「これを井口監督に撮って頂くことが長年の夢だった」といい、そんな井口監督も「『惡の華』という星があったらそこに住みたいくらいに自分にフィットした」と6~7年前から映画化を熱望していたという幸福な組み合わせが実現。そんな2人の、どうにもならないMな心が炸裂する暗黒の青春映画――それが『惡の華』なのです。

このブルマを盗んだために、巻き起こる悲喜こもごも。

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