働き方改革は今|うまくいかないのはなぜ?改革を主導する国の中枢にいた元キャリア官僚が思うこと〜その2〜

働き方改革は今|うまくいかないのはなぜ?改革を主導する国の中枢にいた元キャリア官僚が思うこと〜その2〜

長時間労働の是正や多様で柔軟な働き方の実現。国を挙げて取り組んでいる「働き方改革」は、概要だけ見れば多くの人たちにとって歓迎すべきなのかもしれません。しかしその表面的な美しさの裏で、負担を強いられている人たちも多々存在するのが現実のようで……。

今回お話を伺った陽子さん(仮名)は、霞ヶ関勤務の元キャリア官僚。改革を主導する立場にいたからこそ見えた、働き方改革の矛盾とは?~その1~はコチラ

君みたいな人と同期になるなんて

多様性を活かすことも、働き方改革で掲げられていることのひとつ。しかしながら、前述した女性に対する態度を見てもわかるように、多様性を受け入れる意識がそもそもキャリア官僚は薄いと陽子さんはいいます。それを象徴する出来事を教えてもらいました。

「私は旧帝大といえども、地方にある国立大学出身です。もちろんキャリア組にも色々な大学出身者がいますし、女性だっています。でも、私が入省した頃、そしてその省では地方国立大学で女性である私は珍しかったんです」

入省前に同期で集まる機会があったとき、ある男性が陽子さんに近づいてきたそう。

「『君みたいな人と同期になるなんて驚いた』ってわざわざ伝えにきました。君“みたいな”って一体なんなのって感じですよね。お互い初対面で知っているのは、出身大学と学部だけ。『地方国立大学出身・女性』という面だけ見られたのだと思いました」

たまたま、その人が癖ありだったということではないのでしょうか?

「そう信じたいんですけどね。その後は、実際そんなタイプの人たちに囲まれて仕事をしていました。もちろんそうではない人たちもたくさんいましたが、少数派です。やはり同じ大学出身など似たようなバッググラウンドを持つ人たちしか周りにいないと、その感覚が普通になってしまうんですよね。視野が狭くなるというか、自分と違う立場の人のことが考えられなくなるというか。

私も散々悔しい思いをしてきたので、自分はそうなるまいと思っていたのですが、社会人になって2年目ぐらいに、大学の同級生とご飯を食べていた時に私の店員さんに対する態度がちょっと……と友人にたしなめられました。

やはり『難関試験を突破した』『国のために仕事をしている』という自負がそうさせたのでしょうか」

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