堅実女子ニュース&まとめ 「私が一番優れている」底なしのマウンティング沼を生きてきた、キラキラ女子の挫折と未来~その1〜

普通の女性が、気が付けばその世界の『沼』にハマる……そんな背景を紹介するシリーズ。今回は、「マウンティング沼」を紹介します。

幼いころから負けん気が強かったという亜佳梨さん(仮名・38歳)。幼稚園時代から、あらゆる人に「勝ちたい」と思っていたそう。

「正直、誰よりもかわいかったし、母と銀座や渋谷を歩いているとスカウトの声がかかりました。そのたびに母は嬉しそうに『よかったわね。かわいくて。女の子ってかわいいことが、一番大切』と言っていたのです。元客室乗務員の母は、その美貌で父を射止め、結婚しセレブ妻になったんだと思います」

お母さんは美人だけでなく優しい、お父さんもお母さんにベタぼれしている、お父さんは不動産を数多く所有している大金持ち。

「幼いころから『亜佳梨は特別』と自分も周囲も思っていたので、常にだれよりも『いいもの』を持っていたかった。だから、自分より少しでも能力があると認めた人に対して、マウンティングしていました」

最初に覚えているのは、幼稚園の通園バッグ。亜佳梨さんは、ハイブランドの特注のバッグを使っており、友達やママたちから「すごい」と羨望を集めていました。

「でも、ある時、たんぽぽ組でも一番地味な女の子・ミズエちゃんが、アニメのバッグを持ってきたんです。3Dみたいになって、角度によって絵が変わるプレートが付いていて……あれ、レンチキュラー印刷っていうらしいんですが、みんながバッグを動かして『すげえ』と釘付けになっていた。それが許せなくて、その女の子を徹底的にいじめました」

クラスで一番イケている男の子・ハヤト君も、「俺、亜佳梨ちゃんじゃなくて、ミズエちゃんと結婚したい」と言い出したそう。

「あの時、“結婚ごっこ”が流行っていて、足が速く、お父さんが歯科医でお母さんは元モデルのハヤト君は、結婚ごっこで、いつも私をお嫁さんにしてくれていたんです。でもバッグの一件から、ミズエちゃんになってしまった。それが許せなかったんです」

先生や親にバレないように、クラスを巻き込んだいじめを行なった亜佳梨さん。その半年後、ミズエちゃんは退園に。

「5歳の私は、あのときに『私が勝った』と快哉を上げました。というか、もうその頃から病みは始まっていたんですよね。小学校の時は、合唱コンクールで私よりもピアノの伴走が上手かった子をいじめて転校させました」

嫌味を言って相手を傷つけ、いじめの空気を作り排除する

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