人生の岐路に立ったら……仕事小説の名手が語る「自分に賭ける」ことの大切さ

人生の岐路に立ったら……仕事小説の名手が語る「自分に賭ける」ことの大切さ

今年、多部未華子さん主演でドラマ化された『これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~』シリーズなど、話題の小説を次々と執筆している作家の青木祐子さん。最新作は『派遣社員あすみの家計簿』。主人公は、通帳残高が428円しかない派遣社員・藤本あすみ(28歳)。恋人にだまされ、仕事を失い、家計簿をつけながら、生活も恋も立て直しをする女性の成長物語です。

働く女性のリアルを描く青木さんに、堅実女子が幸せに生きるためのヒントを伺いました。

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会社を辞める大バクチ!自分・他人どっちに賭ける?

――アラサーになると、「こっちに行けば地獄」という岐路に立たされることが増えるような気がします。あすみちゃんも、嘘で固めた恋人を信じて、寿退社し無職になってしまいました。青木さんご自身の岐路はどこにありましたか?

青木祐子さん(以下・青木):30歳前後で投稿するための小説を書き始めたことと、デビュー3年目に専業作家になるために、会社を辞めたことです。小説はずっと書いていたのですが、ヒット作もなくどうなるか全くわからなかった。しかし勤めながらでは思うように書けない。迷った末に会社を辞めました。

――ある意味、大バクチとも言えますね。青木さんは自分の力に賭けましたが、あすみちゃんは恋人に賭けてしまったのが、大きな違いでしょうか。

青木:自分に賭けるか、他人に賭けるかは大きく違います。自分でたった一人で背水の陣を敷いたから、今「もっと早くに辞めればよかった」と思えるのです。でも苦難の道でしたよ。専業作家になってからヒット作に恵まれて今がありますが、ダメだったら会社員に戻ろうと思っていました。

――損切を早くすれば、被害も少ないとは投資の世界でも言われていますね。でも、踏ん切りがつかず、時間とお金を浪費する人はたくさんいます!どうすればいいですか?

青木:自分が楽しさを感じなくなったら切るのです。行かないスポーツジム、観ない動画配信サービス、使わないアプリ……ズルズルしているうちに、会費ばかりが堆積します。ほかにも、着ない服を捨てたり、古い食器や化粧品なども処分。そういう人は、人生がシンプルで、生活の効率がいいと感じます。

――そのジャッジは自分の価値判断である、と?

青木:そうです。他人から見たらくだらなくても、本人にとって大切なものだけを残すといいと思います。そして、見栄を捨てることも大切。人から何と言われようと「私はこれが好きだ」と言い切れる人になれれば、見栄はおのずと捨てられます。いつまでも、他人からの評価の方を大切にする人は、お金に困る傾向があります。

――『派遣社員あすみの家計簿』で、あすみにウソをついていた理空也が、まさに見栄っ張りの代表格だと感じます。そういう恋人と付き合わないためには、どうすればいいのでしょうか?

青木:好きになったら付き合ってみて、ダメだと思ったら切ればいいんだと思いますよ。スペックにとらわれて、「この人は顔がイマイチ、こっちは勤務先がNG」などと選定ばかりしていると、あっという間に40代になってしまうもの。暴力、モラハラ、依存的な飲酒とギャンブルはダメですが、つきあってみないとわからない面もある。選定はともかくとして、見限る、やめるというスキルは必要だと思います。

――浮気をする男性にハマる女性も多いです。

青木:浮気性の男性の多くは、めちゃくちゃ優しいですからね。例えば、彼女が熱出しているときに、おかゆ作りに来てくれたり……。「あの時のおかゆの味が忘れられない」という経験は、別れたあとの楽しい思い出としてとっておきましょう。

――婚活女子の中には、未婚と偽っていた既婚男性と付き合ってしまったり、職業や学歴を詐称している男性と深い仲になってしまう人も少なくありません。

青木:うすうす違うだろうと思ったら、友達に会わせてみるといいかもしれませんよ。そこで反対されても、進んでしまうのが恋なのかもしれませんが……。

人生の選択、あなたの判断基準はどこにありますか?

貧困女子に転落しない!「踏みとどまる方法」とは?

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