親の介護どうする問題|アラフォー女子が直面した介護離婚・解雇~その2~

親の介護どうする問題|アラフォー女子が直面した介護離婚・解雇~その2~

離婚の慰謝料は100万円でプラスマイナスゼロ

その日は、失意のうちに会社から自宅に帰るも、夫は朝まで帰らなかったそう。

「土曜日だったのですが、朝帰りした夫から、離婚してほしいと言われました。母が倒れてから4か月で、人生が激変してしまった。夫が浮気していた相手は、会社の部下。ウチでコトに及んでいたのは、プロだったようです。妊娠したから別れて欲しいとのことでした。私が条件として出したのは、100万円の慰謝料。夫側の未払いの結婚式費用です。でもあのケチな夫が翌月曜日に振り込んできたので、本気を感じて泣きました」

それからは、怒涛の毎日がスタート。まずは会社を辞め、都内で転職先を探しました。

「でも、介護のことを言うと絶対に採用されない。テレワークできるほど、私は手に職もないんです。これはダメだと思い、東京を引き払うことにしたのです。あれだけ憧れて、受験勉強もペンだこではなく血豆ができるほど頑張って、東京に出てきたのに。でもその背景には暴君の父がいたからというのもあります。母だけだったら地元もいいかな……と思って」

東京をすぐに引き払い、地元に帰り、介護のためのリフォームを行ないました。

「ウチはこだわりの父のための注文住宅で、2階にキッチン、お風呂、トイレがある作りでした。おしゃれではあったのですが、介護向きではない。玄関のスロープ、1階の母の部屋の隣にトイレと介護用のお風呂を新設、電動ベッドの購入などで700万円くらいかかりました。その費用は、交通事故死した父の保険金の数千万円で賄いました。母にはそこそこの貯金があってホッとしたものの、介護にはお金がかかるので収入を増やさなくてはならない」

地元の就職活動はとにかく大変。立ちっぱなしのサービス業、介護職しかなく、真里菜さんのキャリアは役に立たなかったのです。

「地元企業の事務の仕事はもらえましたが、月給10万円。前職の知り合いに相談して、アウトソースの仕事をもらいました。アプリのバグのチェックです。あとは、大量の実家の荷物をフリマアプリで売る作業。これが結構バカにならなくて、30年前に北海道旅行で買ったクマの木彫りの置物が3000円で売れるなど、そっちを本業にしたいくらい(笑)」

母親は杖と手すりでトイレに行くことはできるのですが、一人の入浴は難しいそう。

「スパルタなリハビリのおかげで、トイレには行けるのが幸いでした。最初は間に合わずに粗相をしてしまうこともあり、そのたびに勤務先から帰ってきて、母を怒鳴りそうになったこともありました」

実家に帰って半年。お互いに介護されるのもするのも慣れて、今はそこそこ落ち着いているといいます。

「母は編み物が趣味なので、編み物のサークルに日曜日に連れて行っています。3時間くらい編むのですが、それがいい感じで痴呆防止になっているみたい。もっと慣れてきたら、今っぽいニットのクラッチや、キノコやリップモチーフのアクリルたわしなどを編んでもらって、フリマアプリで売ろうと思っています。“生き甲斐”を作れば、母も元気になると思うんです」

編み物好きな母親に、認知症予防のために、編み物をさせている。そのうちにいい作品をフリマアプリで販売する予定。

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