堅実女子ニュース&まとめ 配信サービスによって、音楽シーンとヒットの仕組みは大変化!変わらざるを得ない従来型ビジネス~その1~

ユーザーが実際に聴いた回数がそのままチャートに反映

芦澤さん:CDの場合、販売枚数はわかっても実際何回聴かれたはわからないですし、場合によっては一人が複数のパッケージを購入したり、大切に思うあまり未開封のまま聴かない場合もあるかもしれません。対してストリーミングはユーザーに聴かれた回数がダイレクトにわかるので、実際にリスナーに支持されている楽曲がチャート上位に反映されることになります。なので、よりヒットを体感できるのではないでしょうか。                      

去年はOfficial髭男dismが、あいみょんとほぼ同じパターンでヒット曲線を描いています。ヒゲダンもまず「Early Noise」のプレイリストでプッシュして、『関ジャム 完全燃SHOW』で蔦谷好位置さんが2017年度のベストソングに選出するなど話題になるタイミングで何度かバズが起きながら次第にリスナーを増やして、昨年3月に「Spotify presents Early Noise Special」というイベントにも出演していただいた直後、「Pretender」で一気にブレイク。19年に国内アーティストとして初めて日本のストリーミング総再生回数1億回を突破。今年2月には2億回を突破しました。史上最速でストリーミング総再生数1億回を突破し、昨年国内で最も再生された楽曲になりました。

ストリーミングの特徴として、一度人気に火が付くと再生数がなかなか落ちないんです。しかもヒット曲だけでなく、インディーズ時代など過去の曲も遡って聴き始めるので、初めてライブに行ってもいきなり盛り上がれたという方もたくさんいらっしゃいます。

最近はライブのセットリストをSpotifyのプレイリストで聴くことができるキャンペーンをされているアーティストも増えてきました。終演後に会場にQRコードが貼ってあって、スマホで読み込むとその日のセットリストと同じ曲順のプレイリストができるので、お客さんの間で非常に好評です。

海外ではこの街でどの曲が多く聴かれているかといった地域別ランキングを見ることもできるので、それを見ながらワールドツアーに行く国や都市を決めたり、人気度でセットリストを決めるアーティストも結構いらっしゃいます。

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これまでの日本の音楽業界は、レコード会社やアーティストの所属事務所が組んでプロモーション戦略などを練っていたため、メジャーデビューありき、CDリリースありきという世界でした。しかし、ネットの発展および音楽配信サービスにより、アーティスト個人でも自由に発信できるという時代になってきたようです。また、リスナーにとっては自分の好む音楽の提案がされたり、深掘りすることができたりと体験のレベルは昭和のそれとは格段に進化しています。~その2~に続きます。

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