堅実女子ニュース&まとめ 【セレブ妻やめました】タワマンから下界へ……セレブライフを捨て得た自由~その2~

「ある日、突然、高年収だった夫が仕事を辞めた……」「高年収の夫とどうしても離婚したくなった」そんな“事故”ともいえる事態に直面した時、妻はどうするのか。

この連載では、年収1000万円以上の夫がいる妻を“セレブ妻”とし、高年収の夫が無職になったり、離婚したりした背景と、妻の考えをひもといていきます。

今回は超セレブ妻だった寺村広子さん(仮名・43歳)が2年前に高年収の夫と離婚し、タワーマンションから川崎のボロアパートに引っ越した背景について伺いました。その後、娘の体に起こった変化とは……?

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17年間、結婚生活を続けたのは「離婚は悪」という呪い

結婚2年目に娘が生まれました。

「ハイストレスと結婚の後悔の中で生まれ、夫には『な~んだ、女か』と言われてしまう。夜泣きをすると、不機嫌になるので私は家から出ました。タワマンのロビーで夜泣き娘をあやしていると、管理人さんから『皆様のご迷惑になるので……』と言われる。タワマンって見栄の結晶みたいなところがあって、金を払う人が正義。泣き叫ぶ娘を抱き、高速道路の高架下で娘をあやす。神田川に身を投げようと思ったこともありました」

しかも娘は体が弱く、心臓に少々の欠陥があったのです。

「2歳ごろにアトピー性皮膚炎も発症。さらに、軽度の発達障害がありました。夫は実業界の人にすすめられた名門大学付属の小学校に入れたかったみたいですが、知力・体力ともに無理。『お前がバカだから娘もバカだ』と正座させられて説教されました」

自分のことしか考えていない夫と、なぜ離婚しなかったのでしょうか。

「まずは、収入がなかったから。会社を辞めて専業主婦になり、体が弱い娘を抱えて自活できないと“思い込んで”いたんです。次に、“離婚は悪”と思っていたから。私たち昭和生まれの世代って、シングルマザー=貧乏であり、パパがいない子供はかわいそういう刷り込みがありました。

夫以外身分を保証してくれないから、夫がいなけりゃ家も借りられない、カードも作れない。だから夫に正座させられて説教されても、『この時間をやり過ごせば、娘のために離婚しなくて済む』と思って耐えていたんです。また夫は多忙で、1週間の半分くらい家にいない。1週間って168時間あるんですけれど、寝ている時間を除けば、夫と接触する時間は18時間程度しかない。最も苦痛な夫婦間接触は月に2時間程度。これを耐えればいいんだと、自分を納得させていたんです」

人を信じない夫は、一切の浮気をしなかった

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