新型コロナウイルス防止のため、異例の休校措置が取られてから数週間が経ちました。世界保健機構(WHO)からもパンデミック(世界的な大流行)になったと発表があるほど、世界で大問題になっている新型コロナウィルス。こうなると、学校の休校措置は仕方ないものでありますが、突然の措置に大人はもちろん、子どもも戸惑った人が多かったのでは?そこで休校措置に伴う生活の影響について、アンケートをもとに実態を調査してみました。
4人に3人が自宅待機、学童等の施設へは約1割
C Channel株式会社が子どものいる女性のうち子どもが臨時休校となった女性581人に行なった調査によると、休校期間の子どもは、4人に3人が自宅待機をしているという人が判明。外で遊ばせたり、学童などの預け先にいる子はそれぞれ約1割とかなり少数であることがわかりました。学校から「外出自粛」と言われていることが大きな要因のようです。職場や実家の協力もあって、自宅待機が実現できているという人も多いよう。
■休校期間中の、お子様の外出状況について教えてください
・主に家にいる 74%
・子ども同士で外で遊んでいる 11.7%
・学童など預け先にいる 11.3%
・その他 3%
(複数回答可・子供が臨時休校と回答した女性に質問:回答数581人 )
「TVや動画を観る」が約6割、「学習」は3人に1人
休校期間中に子ども達は何をしているのでしょう。アンケートによると、「テレビや動画を観る」が最も多くて約6割。次いで「学習する」が34.9%、「ゲームをする」が31.7%という結果に。自宅にいる時間が増えれば、やはりゲームやテレビの時間が増えるのが現状。「ほっておいたらゲームばかり。休校で運動不足や勉強不足が1番気になるところ」と言う意見も目立ちました。
■休校期間、自宅にいるお子様は何をして過ごしていますか
・テレビや動画を観る 59.0%
・学習する 34.9%
・ゲームをする 31.7%
・屋外で遊ぶ 23.1%
・工作やおもちゃで遊ぶ 15.3%
・親と遊ぶ 11.4%
・読書 5.7%
・その他 1.2%
(複数回答可・子供が臨時休校と回答した女性に質問:回答数581人 )
親の悩み、1位「子どもの相手」2位「昼食・おやつ」
この措置で、一番頭を抱えていると言えるのが親。いったいどんなことが大変になったのでしょうか?最も多かった意見は、「家で子どもを遊ばせること」で約7割。やはり家の中という限られた空間で、一日中子ども達を遊ばせることが一番大変なようです。次いで「昼食とおやつの準備」が6割以上。仕事とのやりくりや預け先との調整で悩む人も、約2割いることがわかりました。
■休校期間中の大変なことは何ですか
・家で子どもを遊ばせること 69.1%
・昼食やおやつの準備 61.1%
・子どもの精神状態 41.8%
・仕事のやりくり 19.8%
・預け先との調整 19.6%
・配偶者との調整 6.9%
・その他 11.4%
(コメント)
「子どもが遊べる環境がないので、家にこもると兄弟喧嘩になって大変」(30代専業主婦・子ども0・3・5歳)
「仕事中の子ども達の対応や子どもの精神的ストレス」(40代会社員・子ども小2・小4)
「毎日体力を消耗させるのに必死」(20代パート・子ども1・3歳)
「児童クラブの時間が短縮され、子供を預けるところがなく、調整するのが大変だった」(30代会社員・子ども小1)
(複数回答可・子供が臨時休校と回答した女性に質問:回答数581人 )
学校の休校措置により、学習サポート施設が無料のオンラインサービスを始めたり、習い事などの教室が動画配信を始めるなど、新型コロナウイルス対策によるサービスが増えているようですが、実際みんなどんなサービスを利用しているのでしょう。

約8割のママが料理の負担増を実感しているとか。給食のありがたみを改めて実感しますね……。