堅実女子ニュース&まとめ 【私の場合】大人いじめと異常なセクハラ……休職に追いやられ貧困女子状態に~その1~

ハリウッドで表面化したセクハラ問題をきっかけに、SNSなどで性暴力被害者に連帯する「#metoo」運動が拡大。そして、あらゆるハラスメントの根絶、マイノリティーの安全、平等を求めるセクハラ撲滅運動「TIME’S UP」も起こりました。そこで注目したのは、“反論する声”を持たぬ一般人である女性が受けたセクハラ、パワハラについて。彼女たちが、様々なハラスメントにどう向き合ったのかを本連載では紹介していきます。

牧岡美緒さん(仮名・32歳)は、機械部品メーカーでメンタルを病み、1年半の休職の後に退職。現在は心療内科に通いながら、派遣社員とアルバイトで生計を立てています。

月収には波があり、12~18万円。神奈川県内のシェアハウスに住み、希望が持てない毎日と、人生の後悔に押しつぶされそうな毎日を過ごしているとか。

「会社を辞めた原因は、パワハラな先輩が私をターゲットにしたこと。あらゆることをされて、病みました。不眠に悩まされて心療内科に行ったところ、先生から『あなた、それ裁判したほうがいいわよ』と言われたんですが、裁判ってホントにめんどくさいんですよ。私が被害者なのに、証拠として過去にされたことと向き合わなくてはならないし、企業相手の裁判は本当に難しい。弁護士さんに相談したら、お金も結構かかるので訴訟はやめました」

美緒さんのキャリアは、地方私立大学の工学部を卒業後、自動車部品メーカーに就職。開発を希望していたのに、営業の担当に。

「最初に勤務した会社がそこそこの大手だったのですが、そこには変な慣習がいつまでも残っているんです。例えば、私は大学で機械設計の勉強をしたのですが、女性だというだけで営業に回された。当時の人事から『エンジニアは男って決まっている。女は営業でいいんだ』と言われました」

さらに営業担当者は大卒の総合職採用でも、工場のラインに立つという慣習がありました。

「1週間に3時間程度、一定時間、工場のラインに立つことを優先させるんです。この工場ラインに立つ業務のせいで、お客さんにとってベストの時間に伺えず、心証が悪くなることが多々ありました。また、体調不良や生理があっても、自己都合はよっぽどの理由がないと認められない。『モノづくりの現場を知らないとダメだ』というのが会社の考え方。でもそれは建前で、管理しやすいから特例を認めないという方針だったんですよ」

何のために仕事をしているのか……という焦燥感

1 2