リウマチと聞くと「お年寄りの病気」というイメージを持っている方が多いかも知れません。
ですが実は30代〜50代が発症のピークであり、女性は男性の4倍の発症率と言われています。
筆者は幼い頃からダンスをやっており、ダンス留学やら公演やらで10年以上海外に住んでいました。
リウマチが発症したのは長い海外生活から帰国して2年経ち、33歳になった頃の話です。
朝起きると足の指が少し腫れていて捻挫したように痛かったり、蛇口をひねる時に指に鋭い痛みが走ったりと、気がつかないうちに怪我をしている事が増えていました。
不思議でしたが、ダンスの公演のためリハーサルに勤しむ毎日だったので「練習中にいつのまにか捻っていたのかも」と思っていました。
ダンスの公演など、舞台で踊る本番はアドレナリンが出ているので痛みを感じず、小さな怪我には気がつかない事もあります。
普段のリハーサルなどの練習中は怪我をしたら気がつくものですが「夢中で踊っていて気がつかなかったのかも知れないなぁ……」と、あまり気にしていませんでした。
ですが、いつの間にか怪我をしている事が増え、怪我が足や手の関節ばかりな事に違和感を感じ、ネットで症状を検索すると「リウマチ」が当てはまりました。
詳しく調べるほど自分に当てはまるのですが、「まさかね〜」と思ってさほど気に留めませんでした。
怪我は今までにない程痛くなり、疲労骨折の可能性もあるなと思い、治療のために整形外科へ行きました。
怪我は捻挫だろうと診断されましたが、一応お医者さんに「リウマチではないですよね?」と訪ねたところ「ご家族にリウマチの方はいますか?」と聞かれ、幼い頃になくなった祖母が膠原病だった事を思い出し伝えると「念のため血液検査をしておきましょう」と勧められ、しぶしぶ検査をしました。