堅実女子ニュース&まとめ 結婚しない人生|コスパの悪い男は結構!拝金主義女性がコロナ禍で気づいたこと~その2~

婚活関連のニュースがあふれていますが、生涯未婚率(50歳時未婚率)は上昇。国勢調査によると、50歳まで結婚したことがない人は、1990年には男性5.6%、女性4.3%だったのに、2015年の国勢調査では男性23.4%、女性の14.1%と、男女ともに約4倍のポイントに跳ね上がっています。

独身の経済観を示す「ソロエコノミ―」という言葉も登場。増え続けるシングルの背景を取材しました。

今回お話を伺った、派遣社員の目黒美咲さん(仮名・49歳)が結婚しない理由は「自分でお金が稼げるから」。

【その1はこちら

取り立て屋から、銀座ホステスに転身

消費者金融の取り立て業務で危険な思いをしてから、さらに高給を狙い、先物取引の営業会社に転職。

「ここが軍隊みたいな組織で、パワハラ、モラハラ、セクハラの連続だった。営業と言うより“強奪”みたいな感じで、血眼で数字を上げていた。私も泣き落としや色仕掛けで契約してもらうこともありました。でもそこは1年も続かなかった」

ここでも、たくさんのお金にまつわる地獄を見たという美咲さん。

「女の人の多くは、用心深い。でも男の人の多くは、コロッと騙される。たぶん、可能性に賭けてしまうんでしょうね。エリートの男性ほど、幻想みたいなものを信じたがる。そういうのを見ていると、高校時代から彼を切らしたことはありませんが、やっぱり深入りできなくなりますよね」

美咲さんはここで営業力を磨き、銀座のホステスに転身。

「ホステスは25歳までの4年間やっていました。バブルの切れ端のようなものが残っていたから、豪快に遊ぶ人も多かった。今、住んでいるマンションは、交際していた人からもらったもの。彼は大企業の創業者一族で、かなり年上だったけれど楽しかった。あの年は、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件などが起こり、世の中が暗いムードになった。ホステスでも思うように稼げなくなり、お客さんの一人から、政府関係団体の秘書の仕事を紹介されたのです」

契約職員だったけれど給料も待遇も悪くない、政財官界の人が往来する職場で、さまざまな地獄を見てきた美咲さんは、多くの人から信頼され、愛されたといいます。15年ほどその仕事に携わり、40歳のときに、初めて結婚を意識したそう。

「彼は10歳年下の官僚だったのですが、誰にでも公平で優しい人。向こうからアプローチしてきて、何回かデートした後に結婚したいと言われました。断っても、どうしても私がいいと。『小僧に何ができるのよ?』と言ってもプロポーズしてくる。子供を産む限界の年齢だったし、結婚しようと思ったら東日本大震災がありました」

彼は東北地方の中でも、津波の被害が激しいエリアの出身でした。

「友達が犠牲になり、彼は落ち込み、毎日泣いていた。食事も摂れなくなり、骨と皮のようになって痩せた。さすがに2か月間その状態だったので『何があっても、前を向いて生きていくのが庶民だよね』と伝えると、『高卒でおミズをしていた美咲と、僕とは違う』怒鳴ったんです」

エリート層の根深い選民意識に触れ、「こんな人と結婚したら、自分が差別され支配されてしまう」と結婚しないことにしたんです。

彼から慰謝料として100万円が振り込まれた。

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