堅実女子ニュース&まとめ 【コロナ離婚】自粛警察になった妻と、呑気な夫の「衛生観念不一致離婚」~その2~

2020年4月7日、安倍晋三首相は東京はじめとする7都府県に、新型コロナウイルス感染症対策本部の特別措置法に基づく緊急事態宣言を発令政府は「外出自粛」「学校の休校」「テレワークの推進」を要請。

これにより、家族全員が自宅に引きこもり、顔を突き合わせる生活が始まった。

対面する時間が長ければ、家族のアラが見えるものだ。そこで起こるのは、家庭不和。

4月上旬から「#コロナ離婚」という言葉がSNSをにぎわせ始めている。そこで今回、コロナ離婚の実態を追い、実際に離婚届けを提出した吉田玲子さん(仮名・40歳)に話を伺った。彼女は5歳年上の夫、13歳の娘、10歳の息子、7歳の娘という5人家族だった。

【その1はこちら

娘を小学校の卒業式に出席させなかった

夫は妻の除菌攻撃を受け入れていたが、決定的な事件があったのは、3月18日。この日は、都内の多くの公立小学校で卒業式が行なわれた。

「卒業式なんてクラスターの発生源。こんな非常時に卒業式をするなんて、狂気の沙汰です。何があるかわからないから、ウチは欠席させることにしたのです。娘は大暴れして出たいという。だから私は娘を家から出さないようにして、出席させなかったんです」

玲子さんは、卒業式を行なわぬよう学校に電話をかけ、自治体の学務課に電話をし、都の教育委員会にクレームを言ったが、卒業式は中止にはならなかった。このとき、夫は出張中だったという。

「夫がのんきに出張している間、荒れ狂う娘を出席させないために頑張ったのに、帰ってきて『オマエ、バカか?』と言われた。娘は卒業式に参加できなかったことで、毎日泣きはらしており、手も付けられなかった。でもそれは、コロナから娘を守るためなのに」

夫はその後、娘と話し合いをし、都内にある夫の実家に娘を一時的に住まわすことにしたという。

「娘には裏切られた気分です。夫がその後、『冷静になれ』とか、『コロナに感染したからといって、それがすなわち死を示すものではない』など、怪しげなデータを持ってきて説得する。でも、データなんて見方ひとつで結論が変わる。夫に都合がいい解釈をされても、私には全然響かないんですよね」

そうこうするうちに、夫は3月末からリモートワークになった。

「一番許せないのは、コンビニに気軽に買い物に行った後、帰宅してシャワーを浴びないこと。さすがに手は洗うようになりましたが、それではコロナ対策が不十分」

ちなみに玲子さんが行なっているコロナ対策は、外出から帰ってきたら玄関の「外」で息を止めて服を脱ぎ、息を止めたままバスルームに直行し、シャワーを浴びる。着ていた衣服は、すぐに洗濯機入れて回す。これを毎回行なっているという。もともとインドア派だった10歳の息子は部屋に引きこもりゲーム三昧で、5キロ太った。7歳の娘は姉の様子を見て、登校日に学校に行けないことがわかり、家でおとなしくしているという。

「イライラする気持ちもわかるから、子供たちが壁を殴ったり、テーブルの上から飛び降りたりするのは、大目に見ています」

買い物について聞くと、買い出しは2週間に1回。買ってきたものは次亜塩素酸ナトリウムかアルコールで消毒する。それができないものは、5日間玄関の外に放置するという。

在宅ワークになった夫に、不満を募らせる

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