堅実女子ニュース&まとめ 給付金のオレオレ詐欺?コロナ対策優等生・ドイツの現状

新型コロナウイルスにより、世界中が打撃を受け、日本よりも厳しいロックダウンが行なわれている国も多数存在します。

ニュースで見ていても、それぞれの国によって対策はだいぶ差があることが伝えられています。その中でもドイツはコロナ対策に成功している国としてよく取り上げられています。

ドイツの死者数は、感染者約16万人に対して約6700人。死者数が約3万人の近隣国のイタリア、イギリスに比べて4分の1程度と非常に少ないです。

病床が多いことや、イタリアでの感染爆発を受けて流行前に対策を練れたこともコロナ対策が成功したポイントとも言われています。そして給付金の対応も迅速に行なわれました。

このような素早い対応や給付金の多さが印象的なドイツに住む、フリーランスで活躍する日本人アーティストにお話を伺いました。

100万円の給付金だけど…

インタビューしたのはドイツのデュッセルドルフ在住のユウさん。

ユウさんは30代の長身で線が細い印象のアーティスティックな雰囲気をまとう独身男性。20年近くドイツに住みパフォーミングアーティストとして活躍されています。

ユウさんはフリーランスとしてカンパニーで仕事をしています。ドイツには100以上ものダンス・パフォーミングアーツのカンパニーがあり、契約制のカンパニーとフリーランスとがあります。

ドイツは芸術への資金が多いことでも有名です。契約制のカンパニーは公演がないときも月々のお給料が有りますが、フリーランスは公演があるときにお給料があるシステムです。

「コロナがドイツで本格的に流行りだす前の、3月の始めに、うちのカンパニーの事務の人がコロナに感染しているかも知れないという騒ぎが起こりました。

少し前に旅行に行ったオーストリアで一緒だった人のコロナ感染が判明したそうで、すぐにうちのカンパニーは活動が一時休止になりました。

その後、すぐにドイツ中でコロナの騒ぎが広がり、3月中旬にはドイツ全体のロックダウンが始まりました」

ドイツは3月22日にロックダウンが発令され、それからすぐに給付金が支払われたそうですね。

「はい。すぐにオンラインで、すごく簡単な給付金の申請ができるようになり、申請すると3日後くらいには9000ユーロが振り込まれました。日本円にすると約100万円くらいになります。

とりあえずお金がなくて人が死ぬことがないように、という対策だと思います。でも全額貰える訳じゃなくて、使わない分は返さなきゃいけないし、縛りも多いんです。

僕はアートを仕事にしているから、芸術活動としてしかお金を使っちゃいけない決まりがあります。

でも何が芸術活動か、なんてモヤっとしたものだし、実際外にも出られない今、パフォーミングアーティストが100万も芸術活動に使うことはないですから」

でも、今は生活維持のためにもお金は使わないといけませんよね?それは大丈夫なのでしょうか?

「もちろんそうなんですけど、そこらへんはグレーなんです。僕の個人的な意見ですが、ドイツは結構グレーにしておく、というのが多い気がします。

要は仕事の必要経費だったと証明できたらいいんです。でもどうやって証明するかとか、ネットでみんなで相談してます。『劇場に行って昼ごはんを食べたら、経費ということにできるんじゃないか?』とか。

お金が貰えたと言っても、課税の対象になってるし、好きに使えないし、もちろん申請内容を誤魔化したらいけないし、これから色々面倒な手続きが多いんです」

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