堅実女子ニュース&まとめ 【私の場合】仕事がなくなるのが怖い…自称”天才”編集者にツブされた、アラサー女子の夢と希望~その1~

お金を払って仕事をする「モチベーション詐欺」

明日香さんは、さまざまなオンラインサロンに参加していたそうです。

「マスコミ業界は、私にとっては憧れの遠い世界。周囲の友達にもそういう人はいない。“中の人”のリアルな話が聞きたくて、オンラインサロンにも参加していました。ある男性コラムニストのサロンで、私が出した企画が本になったこともあったんです。文章も書かせてもらいました。今思えば、自分がお金を払って仕事をする……変な話ですよね」

28歳のとき、予定通り、会社を辞めてライターとして独立をしました。

「人脈もできたので、思い切りました。私なんかが“ライター”などと言っていいのか……とドキドキしながら名刺を作ったことを覚えています」

最初の仕事は、セミナーに登壇していた、大手出版社の女性編集者からの発注でした。

「セミナーの後の懇親会で、その女性編集者に相談したら『それなら私のサイトで書いてよ』と言われ、ウェブサイトでのレギュラーの仕事をいただきました」

しかし、“お客さん”として仕事をするのと、実際に成果物を仕上げるのは全く違ったそうです

「セミナーでは『いい線いってるね』と言われていた私の原稿は、ダメ出しの嵐でした。そういうことが何回も続いて、自分的に申し訳なくて『卒業したい』と伝えたら、その女性編集者は『もう少し頑張ってみたら?』と言ってくれたのですが、もう限界で。だって、私の意見を“書かないでほしい”と言われるんですよ。私の意見を書かない原稿って何のことだと思いましたが、今は、事実を正確にわかりやすく伝える原稿が、基本だということがわかります。思えば、その女性編集者はそれを私に教えてくれていたんですよね」

その後、セミナー時代の人脈で、男性向けのウェブ媒体からレギュラーの仕事を得ます。

「副編集長が担当になったのですが、彼は自称“天才”編集者でした。でもすごいエネルギッシュに仕事をしているように見えたし、『この人について行けば間違いがない』と直感したのです。そういう気持ちって反応するんですかね。夜中もLINEで呼び出されたり、仕事のダメ出しをされたりするうちに、気が付けば男女の関係にさせられていました」

深夜に呼び出されても、タクシー代は自腹。飲食費も請求されることがあったという。

「断ったら、仕事がもらえなくなるかもしれない」と横暴を許してしまう……~その2~に続きます。

1 2