堅実女子ニュース&まとめ 【セレブ妻やめました】中学生からセレブ婚狙いの貧困女子、夢の生活は屈辱の連続だった~その2~

離婚のきっかけは、夫の失禁だった

最もガマンならなかったのは、片付けが出来ないこと。幼いころからお手伝いさんが身の周りの世話をしてきたので、夫が家にいると祐希さんは片付け続けなくてはなりません。

「ベッドの中にお菓子のカス、飲みかけのビールなどを置いていくので夏場は悪臭を放つ。臭いベッドで一緒に寝ないと怒る。そのことを注意すると、私に対して揚げ足を取るように、屈辱的なコミュニケーションをする。人のアラを見つけるのがうまいんです」

トイレの流し忘れも多く、指摘すれば逆ギレしたり、言ったことを「言っていない」と言い張ったりするのです。

「確かに、お金はあります。海外旅行は月イチで行けるし、百貨店の外商がなんでも持って来てくれる。そんな生活を5年間続けて、だんだん自分が空しくなってくるんです。夫に性感染症をうつされた時点で、生理的に無理になったのに、毎晩のように求めてくる。終わるとシャワーを浴びて皮膚をこそげ落とすように体を洗い、週に1回は産婦人科に行って性感染症の検査をしていました。子供を作りたくなかったので、ミレーナ(子宮内避妊具)を早々に入れました」

結婚8年目に離婚を決意したのは、酔っぱらって帰宅した夫が盛大にお漏らしをしたこと。廊下に尿便の匂いが充満しました。

「服を脱がせようとしたら、夫が暴れて、顔に夫の便が付いたんです。その時に、もうだめだと思いました。なんでも買えて、人からかしずかれる生活は捨てがたい。でも、生理的に無理な人とは生活ができない」

夫は玄関で寝てしまい、祐希さんはシャワーを浴び、悪臭が充満する中、必要最低限の荷物を持って家を出ました。

「あのときは、お金も最低限あればいいと思っていました。夫の実家に連絡すると、お義母さんは『あの子はしょうがないわね』と言い、清掃会社の人を派遣したそうです。離婚にあたり慰謝料もたっぷり欲しかったけれど、モメると何をさせるかわからない。金持ちは自分の利益を侵害する人に対して、全力で攻撃してきますから」

結局、その日から離婚に向けて動き出します。「億婚会」で知り合った弁護士に依頼し、離婚に向けて動いてもらったそう。

「性感染症もモラハラも証拠がないので、双方慰謝料なしの離婚になりました。今はへそくりしていた400万円があるので、当面の生活費は安心。そうそう、夫は結婚8年間、私の年金と健康保険料の多くを払っていなかったんです。お金があっても手続きの仕方がわからず、めんどくさかったんでしょうね。さすがにこれは、向こうの実家が払いました」

今は友人の家に居候しながら、職探しをしている祐希さん。

「コロナで難航していますが、充実しています。母が死ぬ間際に『祐希、金持ち男を捕まえて、楽な生活ができているけれど、本当の幸せは額に汗して働いて、人を愛することだと思うよ。私は夫のことは忘れてしまったけれど、祐希が生まれてくれて、ホントに幸せだ』と言っていた意味がわかる。セレブ生活も8年もすれば飽きる。今度は愛する人と結婚し、その人の子供を産んで育てたいと思います。やはり私は母のように生きたいと思う。離婚してから、ときどき母が夢に出てきて『大好きだよ』って言ってくれる。きっといい仕事が見つかると思うんです」

結婚してから、夫に性感染症をうつされたことが3回あった。そのうちのひとつは、男性は無症状で知られる病気で、祐希さんは事実無根にもかかわらず、浮気を疑われた。

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