堅実女子ニュース&まとめ もしかしてコロナうつ?ある日、起き上がれなくなったら…~その2~

新型コロナウイルス感染防止対策として政府から発令された「緊急事態宣言」。これまで経験をしたことがない、約2か月にも及ぶ自宅待機期間で、予期せぬ体調不良を訴える人も増えているようです。果たして、どのようにして「コロナうつ」になってしまったのでしょうか。

思いもよらぬ体調不良を経験したという宮田裕子さん(仮名・37歳)。彼女は6歳の娘を育てながら、衣料品メーカーの販売員として働いていました。しかし、緊急事態宣言後は、働いていた店舗は自粛のため無期限休業となったそうです。仕事や将来への不安から、良性発作性頭位めまいを発症し、ついには不眠症になってしまいます。

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蒸発していた父が金銭的支援を要求

裕子さんの症状の悪化は、仕事の不安も影響していました。

「休業手当は出るものの、時間給のパートタイムのためわずか。将来が不安になり、夜になると涙が出たり、頭痛やめまいがすると『死ぬのではないか……』と、胸が苦しくなるようになりました」

耳鼻科での診断では、「自然によくなる」と言われたという裕子さん。しかし、一向によくなる気配はなく、ますます不安に陥ったそうです。

「ちょうど緊急事態宣言がもう少しで終わるという5月の初旬に、見覚えのない地域の役所から手紙が私宛に手紙が届いたんです。まるでドラマみたいな話なのですが、自分の誕生日でした。開けてみたら、20年前に出て行った父親が、生活保護の申請に来ているので、支援できないかという内容でした……。色々なトラブルを起こして出て行った父が、数十年経ってこのような形で、また迷惑をかけてくるとは思いもよりませんでした……」

この後、裕子さんは症状が悪化したそうです。

「寝ると、悪夢を見るんです。血まみれの人が目の前に降ってきて自分の周りに血だまりができたり。時計を見ると、まだ深夜3時なので、そのまま起きるわけにもいかず。一旦、起きてトイレに行ってまた布団に入ると、目が回る。悪循環で、ますます夜寝るのが億劫になっていました」

「何をやるにも気力が起きなかった」という裕子さん。さらに体調が悪化したため、夫から総合病院の受診を薦められます。

「コロナが心配で、病院に行くのは勇気がいりました。でも、これ以上、自分が自分ではないような体調不良で、『死ぬのが怖い』と思いながらびくびくして暮らすのも辛かったので、受診しました。病院につくと、入口には看護師さんが防護服とゴーグルをつけた状態で、熱や咳の症状はないかと確認されました」

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