堅実女子ニュース&まとめ 【セレブ妻やめました】結婚半年で露わになった夫のDV、月20万の生活費と家族カードのために我慢した日々~その2~

エスカレートする壮絶なDV

夫は自分より下の存在を、徹底的に攻撃する性格だったようです。

「それから、私のやることなすこと、難癖付けて攻撃するようになった。こっちも叩かれたり蹴られたりすると痛いから、びくびくして言うことを聞いてしまう。毎月20万円の生活費をくれて、家族カードで何を買ってもいいという条件があったから、離婚しなかったのかもしれない。今思うと、私を見下してストレス解消をしていたんだと思います」

夫は普段、早朝出勤、深夜帰宅でほぼ家にいません。ただ、金曜日の夜には20時くらいに帰宅して、光里さんにいちゃもんをつけて、殴る蹴るの暴行を加え、夫婦関係に持ち込むのがパターンになっていました。

「毎週というわけでもなくて、月に2回くらい。一番ひどかった時は、ケガの治療費に月3万円くらいかかっていました。傷を負っているときは、すごく優しい。治りそうになると『ごめんね、もうしないから』って泣く。私もホロっと来ちゃって『私も悪かったの。バカでゴメン』と言ってしまう。すると夫のスイッチが入って、『バカと結婚した俺をバカと言いたいのか!』とキレて、また殴られる(笑)。もう笑うしかないですよ」

行政のDV相談窓口に行っても、「生活費をもらっているんだから、そのくらい我慢しなさいよ」という態度を取られたと言います。

「お金ももらえない、子供もいる、夫もDV……そんな人の相談ばかり聞いているから、私のケースは軽視されていたと思う。実家も頼れない。というのも、私が9歳のときに母が再婚し、義父から軽いセクハラを受けていた。実家には帰りたくないんです。月に1~2回の暴力と、日常的なモラハラ発言さえやり過ごせば、月に20万円もらえる。だから頑張ろうと思ったんです」

夫のDVが始まってから8年間、光里さんは5キロ痩せて、老け込んでいきました。

「夫が好きだからセミロングヘアにしていたのに、去年の11月に、髪の毛を引っ張ってきて、結構な量を抜かれてしまった。それならベリーショートにしようと思って、サロンに切りに行ったら美容師さんが『どうしたの?』って。あの時はいろいろ限界で、泣きながらDVの話しをしたら、『そんな重い話はさておき、ヘアスタイルだけでも軽くしましょ』ってかわされた。厄介事は徹底的に回避しようという美容師さんの態度にムカついて、二度と来るかと思った。そのときに、私が夫にしている態度もこれだな……と、何か気が付いちゃったんです」

髪の毛を30cm以上切り、ショートボブにしたときに、気持ちが完全に離れたと言います。

「このまま家に帰ると、未練が生まれると思って、夫にはLINEで『もう帰らない』と伝え、スマホのGPSを切った。その日はビジネスホテルに泊まり、月3万円のシェアハウスに申し込んで入居することにしました。夫と話すのは怖いので、夫の実家に行って、今までのDVの証拠写真を見せて、離婚したいと言ったんです。夫の兄夫婦が間に入ってくれて、慰謝料300万円で離婚が成立しました。この慰謝料は、口止め料のような感じで、夫の両親がくれたのです」

離婚は、去年のクリスマスに成立。それから憑き物が落ちたような気持ちになったと光里さんは言います。

「あれからコロナになって、在宅勤務の夫と一緒にいたら、今頃殺されていたか、重い障害を抱えるくらいの暴力を振るわれていたと思う。そう思うと、あの時に逃げきれてよかったと思うんです。今は時給1100円でドラックストアでパートしています。仕事は結構楽しいんですよ。私はずっとデスクワークしかしたくないと思っていましたが、体を使う仕事の方が向いている。収入が安定しないから老後は不安だけれど、今の方が気持ちは安定しています」

コロナ禍でのドラッグストア勤務は客から罵声を浴びせられることもあったが、DV夫に比べればかわいいものだと思っていたという。

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