堅実女子ニュース&まとめ 【派遣女子・更新なし】派遣社員が入社後すぐにリモート勤務に!うまくいかない引継ぎや希薄な人間関係の孤独~その1~

パートやアルバイトというような非正規雇用が増え続けている現代。いわゆるフリーターと呼ばれているアルバイトやパート以外に、女性に多いのが派遣社員という働き方。「派遣社員」とは、派遣会社が雇用主となり派遣先に就業に行く契約で、派遣先となる職種や業種もバラバラです。そのため、思ってもいないトラブルも起きがち。

自ら望んで正社員ではなく、非正規雇用を選んでいる場合もありますが、正社員の職に就けなかったため仕方なくというケースも多々あります。しかし、派遣社員のままずるずると30代、40代を迎えている女性も少なくありません。

出られるようで、出られない派遣スパイラル。派遣から正社員へとステップアップできずに、ずるずると職場を渡り歩いている「Tightrope walking(綱渡り)」ならぬ「Tightrope working」と言える派遣女子たち。「どうして正社員になれないのか」「なぜ派遣を選んでいるのか」を、彼女たちの証言から検証していこうと思います。

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今回お話を伺ったのは、コロナ禍の今年3月に派遣社員として新しい職場で働き始めた39歳の高橋みさきさん(仮名)。ところが、3日出社しただけで会社は「出社禁止」を通達。杉並区にある一人暮らしの1Kでのリモートワークが始まりました。

みさきさんは30代の初めまでは正社員で働いていましたが、惰性で仕事をしている感じがいやになり、新しいことをしようと半年間海外に語学留学。帰国後は派遣社員で働いています。

派遣社員の任期が3年までと法律で定められたため、昨年12月でみさきさんは派遣先の契約を満了。大会議室で行なわれている恒例の納会の雰囲気で社内がお祭り気分のなか、上司や同僚に見送られて前の派遣先を去りました。

年が明けた1月は、派遣の案件が少ない時期です。年末までいた職場はブラックではないのですが、派遣でも容赦なく残業があるような会社でした。そのため、4月から働くことにして、3月までは友人の会社を手伝いながら、ゆっくりしようと思っていたみさきさん。贅沢をしなければ3か月くらいはなんとかなりそうだという算段でした。

しかし、1月に突然襲ってきたコロナ禍。嫌な予感がしたみさきさんは、収入を確保しておこうと派遣会社の仕事検索サイトにアクセスしました。

「派遣会社の求人情報が思っていたよりもすごく少なくて、変な声が出そうでした。このままで4月から働ける保証もありません。嫌な職場なら更新せずにやめればいいと考えて、かたっぱしから応募を続けました。でも全然だめでしたね。面接(職場見学)に達することも難しい状態でした」

英語とエクセルが得意なみさきさんは、それまで時給が高めな職場で働いていたのです。しかし、文句は言えません。100円、200円くらい時給が安い仕事でもなんとか生活できるかも……と絶望的な計算をしてみました。あるいは時給が高いかわりに期間限定という職業につく手もある、というプランも想像してみたそうです。けれど、その期間が終わった際のことを考え、背中がぞくぞくしたとか。

「毎日のニュースで、“感染者が増えました”というのを見るのもいやになって。お財布の中身も気になるから、カップ焼きそばを食べていました」

そんなみさきさん、3月中旬から働ける仕事がようやく見つかりました。IT系の広告代理店の営業アシスタントで、部長の秘書的な役割もあるとのこと。これまでより時給が安く、乗り換えもすこし不便でしたが、「ここしかないんだ」と思って決めたそうです。

急転直下、予想もしなかった働き方に愕然

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