堅実女子ニュース&まとめ 【セレブ妻やめました】ハイスペック夫のもとで頑張るのはもう無理…一人息子を連れて離婚へ~その2~

この連載では、年収1000万円以上の夫がいる妻を“セレブ妻”とし、夫が無職になったり、離婚したりした背景と、妻の考えをひもといていきます。

今回は松岡静香さん(仮名・40歳・パート勤務)。結婚10年目で一人息子を連れて、先月、離婚しました。彼女の元夫は、外資系投資会社に勤務しつつ、会社経営を行なう3歳年上の男性。

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中途半端に育児に関わり、虐待を正当化する夫

静香さんが仕事をやめてから、夫は明確にマウンティングを始めてきたそう。

「仕事を辞めたのは、32歳の時。保育園の送り迎えと、日々の準備……お着換え2組、紙おむつ、お手拭きタオル、コップときんちゃく袋。そして毎週月曜日のお昼コット(簡易ベッド)のシーツ替え、夏はタオルケット、冬は毛布カバーのセッティングと洗濯から解放されたのはよかった。でも、そこから夫がマウンティングをしだした。“女はいいな~。僕も子育てをして生きていきたいな~”って。こっちは仕事をしたかったのにね」

そして、「オマエ、ヒマになったんだから、受験をがんばれよ」と言い出してきたのです。

「夫は地方出身、トップレベルの私立大学を奨学金で卒業した、たたき上げで、都心の“下からホニャララ(学校名)”のブランド感に憧れがあった。さすがに、夫の卒業大学は息子レベルかつウチの家柄では無理。でも、夫は六大学の中でも“品がいい”学校付属の小学校が何校をピックアップ。そこを狙って4年ほど頑張りましたが、全滅。そりゃそうだ。だって、私立小学校の受験は、家庭環境を見る。夫は息子に全く関わらないんだもん。でも息子にとっては、保育園時代の友達と、近くの公立小学校に行けることが幸せだった。今、とてものびのびとしています。」

夫の行動に許せないことは、たくさんありました。静香さんがバカだから、息子が受験に落ちたと侮辱することも、そのひとつ。

「まあ、私のことはどうでもいいんですけど、息子に中途半端に関わることがイヤだったな。いつもは深夜に帰って来るのに、息子の好物を作った日に限って、19時くらいに帰ってきて、食事前に“パパがもらったお菓子だよ”と言って、高級クッキーなどを息子に与える。そして息子が食べ残すと、しつけに目覚めたのか“全部食べなさい!”と頭や頬を叩く。現実的に離婚を考える原因になったのは、去年、息子が9歳の誕生日のときに、おひとり様5万円の高級寿司店に家族で行ったのですが、そのとき夫は3万円のワインを開けて、息子に飲ませようとした」

医者の娘でもある静香さんが「何をするのよ」と止めると、「いいじゃん。俺なんて小学生から飲んでたのに、一番偏差値がいい大学を出たよ。オマエなんて、バカ大学じゃん」と言ったのです。

「あれはホントにムカついた。犯罪と虐待の正当化をするんです。ワインは飲ませませんでした。息子はもともとパパが苦手でしたが、ますます避けるようになった。彼は私に似て、ちょっとセンシティブで、“空気の揺らぎ”を起こす夫に対して、拒否を示していたんです」

困難を極める離婚は、不撓不屈精神で乗り切れるのか

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