堅実女子ニュース&まとめ 東京の人はバイキン扱い?地方公演もライブも厳しい…アーティストや舞台人の現状

コロナ禍で打撃を受けている業種のひとつに、エンターテイメント業界があげられます。

お客さんを入れてのライブや公演は今も難しい現状にあり、コロナ禍で潰れてしまったライブハウスなども少なくありません。

客席を間引いてソーシャルディスタンスを心がけ、フェイスシールドや除菌など感染症対策に力を入れてはいるものの、チケットの売れ行きは以前と比べて、まだまだ不調の所が多いようです。

今回はエンターテイメント業界で働く2人の30代男女に、現状について伺ってみました。

地方では東京の人はバイキン扱い……

はじめにお話を伺ったのはダンサーのマミさん(30歳 仮名)。幼少からバレエやコンテンポラリーダンスを習っており、現在は都内のダンス教室で指導をしながら、舞台で活躍しています。

3月からずっと中止や延期になっていたダンスの公演が、最近になってようやくポツポツと始動してきたと言います。

「例年なら、毎月何かしら公演の仕事があるのですが、3月から全て延期や中止になり、ダンス教室もしばらくはお休みでした。

8月になり、観客を入れて行う予定だった公演を、無観客配信公演に切り替えて行ったりと、徐々にできる範囲での活動が再開してきました。

9月には、5月に延期になった地方の地元での公演が行われることになりました。地元や地方での公演に、都心部で活躍しているダンサーがゲストとして招待されるケースは少なくありません。

地方に行っている間はダンス教室の仕事はお休みにしているので、そんなに長く地方に滞在はできません。ですから、公演の1週間前から現地入りしました。

現地入りの日程などに関しては、主催者側ともいろいろ相談して決めたことなのですが、地元の関係者の中には『東京から来てすぐの人には接したくない。』とか、『家族や上司から東京から来る人と関わらないように言われている』という理由で公演に関わるのをやめてしまった人もいます。

注意深くなるのはコロナ禍なので当然なのですが、自分がバイキンみたいに扱われるのは複雑な気持ちですね。」

今は活動できるだけでいい

地元での公演は、以前は実家への帰省もかねていたというマミさん。今回は事情が違ったそうです。

「地元で公演がある時は、いつも実家に滞在していたのですが、母から『今回はホテルに泊まって』と言われました。

実家は地元の中心部から少し離れた田舎なのですが、地方では田舎に行くほど、東京から来る人には神経質になっているようです。

実家に泊まるのが前提で公演の出演を承諾していたので、宿泊費は自分で負担することになりました。

でも、こんな状況なので主催者側も苦労しているし、この業界では大変なのはお互いさまです。今回はほとんど収入にはなりませんが、今は活動できるだけいいかなと思っています。」

『東京の人』というだけで今は肩身が狭いのが、地方での現状なのですね。

都心のみならず、地方公演は大事な収入源だったのに……。
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