堅実女子ニュース&まとめ ブラック経営者のサロンで働いたがために借金…、30代ネイリストの苦悩~その1~

世の中には「ブラック企業」という言葉があります。労働基準法に違反し、労働者を搾取する……そんな悪質な行為は大企業のみならず、個人経営のサロンでも見受けられます。そして、個人経営になればなるほど、その被害は甚大なものになりがちで……。

近衛あこさん(仮名・33歳)は現在100万円ほどの借金があるそう。地道に働けば返せる金額ではありますが、無職のため返済のアテがないのです。

借金100万円に対し、貯金は15万円ほど。来月のお給料もなく、遂に日雇いのアルバイトへ行くことを決心したそうです。

「本業はネイリストなんですよ。それなのに日雇いのアルバイトへ行かなきゃならないなんて……昔の自分なら、考えられません。ただ、勤め先が見つからないので、ネイルで食べていくことができないんです」

あこさんの年齢を見ればそこそこのベテランかと思いますが、実はネイリストを目指したのは30歳から。サロン勤務歴は二年弱だと言っていました。

「溢れんばかりの顧客を抱え、実力があるなら雇ってくれるかもしれません。けれどもまだ歴は浅いし、顧客もそこまでは……。勤めていたサロンを辞めてから、全然仕事がありません」

元々勤務していたサロンは、あこさんの最寄り駅から徒歩10分にある小さなお店だったそう。彼女が入るまでは、店長一人でお客さんをさばいていたのだとか。

「30歳を超えてからこの仕事を始める人って結構いるんですけど、やっぱり大手サロンとかは若いネイリストが多いから気後れしてしまって。そんな中、見つけたのが元勤務先の”S”。こんな経験もない私を受け入れてくれたので、最初はすごくラッキーだと思いました」

店長も当時35歳と年上で、お客さんも地元のおばさまやOLばかり。都会のサロンに比べると年齢層が高かったため、自分の年齢をネックに思うこともなかったそうです。

「それにワンカラーなどのシンプルなネイルがほとんどだったので、個性的なものは求められませんでした。正直に言ってしまうと、そこまでの技術もいらなかったというか……。都会の洗練されたデザインやアートを知らないから、皆”こんなもんか”って感じなんですよね」

技術が低くとも受け入れてくれるサロンが見つかっただけでも、最初は満足だったと言います。ただし労働環境は決して良いものではなく、徐々に怪し気な顔を見せ始め……

30代からのスタートだったので、働かせてもらえるだけで感謝があったと語るあこさん。
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