堅実女子ニュース&まとめ ブラック経営者のサロンで働いたがために借金…、30代ネイリストの苦悩~その2~

世の中には「ブラック企業」という言葉があります。労働基準法に違反し、労働者を搾取する……そんな悪質な行為は大企業のみならず、個人経営のサロンでも見受けられます。そして、個人経営になればなるほど、その被害は甚大なものになりがちで……。~その1~はコチラ

近衛あこさん(仮名・33歳)は30歳からネイリストを目指し、運良く勤務先が見つかるも、そこはブラックさ満点のサロンでした。長時間労働で薄給、更には店長とオーナーがデキているなど環境は最悪。やり方が改善されることはまるでありませんでした。

「長時間労働の間にもネイリスト検定一級の勉強をする暇はあったのですが、疲れ果ててしまい……。だんだんサロンに行って、施術をするだけの生活になってしまったのです。慣れてきた頃には店長が急に店を抜け出すこともあり、一人で店番する日も増えました。店長はオーナーに呼び出されれば断らずに向かってしまうので」

オーナーからは「もっと売り上げを頑張るように」としょっちゅう言われたそう。けれども在籍がたった二人のネイルサロンでは、そう多くの人をさばくことは出来ません。

「低価格帯ならネイリストの人数を増やしてとにかく回転させるしかないのに、それをしないんですよ。オーナーと言いつつ、基本的に頭が悪いんだと思います。まぁ美容関連はネイルだけしか経営しておらず、夜のお店がメインだったみたいですから」

そしてあこさんは、店長がオーナーの経営するスナックへ勤務していることを知ってしまいます。

「珍しく派手な見た目の女のコが来店したな~と思ったら、店長と”昨日の客、うざかったよね”という話をしているんですよ。更にはオーナーの名前を出して、もっと給料上げて欲しいとか、お互い文句を言い合ってて……。どうやら店長は長時間労働のあと、スナックでも働いていたらしいんです」

店長は女の子と文句を言いつつも、ほとんどオーナーの言いなり状態だったご様子。恐らくスナックも、相当安い給料で働いていたのだろうと推測します。

「あのオーナーに何の魅力を感じたのかは全く分かりませんが、めちゃくちゃ入れ込んでいたみたい。自分は安く、言いなりのように働いて彼の懐を潤わせる……見ていてとても複雑な気持ちになりました」

それと同時にあこさんは「このサロンにいては、自分も似たような道を辿るのでは」と恐怖を感じたそうです。

「薄給は相変わらずだったので、本当に生活費が足りていませんでした。前職は普通にOLをしていたので、元からそこまで貯金もなく……。毎月カードを使って自転車操業していましたが、一括で払いきれずにリボ払いへ手を出してしまったんです。口に出したいくらい辛かったのですが、きっとそんなことを漏らしたら”じゃあスナックやバーで働けば”と紹介されそう……。自分は店長と似た道を辿ってしまうのではないかと思ってしまいました」

もしかするとそれがオーナーの手口なのかもしれない――、そんな考えさえ頭をよぎったと言います。

「この2年間でスナック勤務であろう女のコが来たのは、その1回だけ。真相は分かりませんが、そうやって低賃金で働かせて、働き手が困ったら自分のスナックやバーを紹介する。グレーな人間なら、誰しもがやりそうな手口じゃないですか?もしかすると、店長以外にも似たような人がいたのかもしれません」

もしかして、ネイルサロンは夜の世界の入り口だったのか……?
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