核家族化や少子化により、お墓の継承者がいない世帯が増えているという昨今。堅実女子の中にも、同じような問題を抱えている人もいるのでは?お墓の多様化が進む中で、増加傾向にあるのが散骨(さんこつ)です。
葬送のことなんて、人によってはあまりピンとこないかもしれませんが、自分自身のため、家族のために、改めて考えてみませんか。今回は、一般社団法人 全国優良石材店の会(以下 全優石)が実施した「散骨に関する調査」の結果をご紹介します。
約4割は自分自身の散骨を「希望しない」
散骨とは、一般には、故人の遺体を火葬した後の焼骨を粉末状にした後、海や空、山中等でそのまま撒く葬送方法。
本調査によると、散骨の一般認知度は87.0%でした。

(全優石調べ)
一方で、実際に散骨を経験した・依頼したことのある人はわずか2〜3%になっています。その中で、散骨された場所を聞いたところ、次のような結果が得られました。
海:45.9%
山林:21.6%
その他:27.0%
不明:10.8%
ちなみに、もし自分の家族が散骨を希望した場合、半数近くの人が賛成すると回答しています。
問. あなたは自身のご家族が散骨を希望したら、賛成しますか。
賛成する:49.2%
賛成しない:9.7%
どちらともいえない:41.1%
しかし、自分自身はというと、4割の人は散骨を希望しないという結果に。
問. あなたは将来自身の遺骨を海や山に散骨してもらうことを希望しますか。
海への散骨を希望している:15.3%
山への散骨を希望している:4.3%
海、山以外への散骨を希望している:2.8%
希望していない:39.9%
どちらともいえない:41.1%