堅実女子ニュース&まとめ 【現地レポート】アメリカの大統領選挙が決着!? これからどうなる? 激戦区在住の日本人から見た選挙の現状~その1~

世界中が注目したアメリカ大統領選挙。11月3日の投開票日から4日後、11月7日午前中(日本時間8日未明)にようやく民主党のジョー・バイデン氏の当選確実のニュースが発表された。

11月20日に78歳を迎えるバイデン氏は、大統領候補者としては史上最高齢。副大統領になるカマラ・ハリス氏は、女性として、黒人として、そしてアジア系としても初めての副大統領ということでも注目されている。

今回の選挙は、郵便投票の増加による開封作業遅延や、開票トラブルによる再集計など、結果が出るまでにかなりの時間がかかった。アメリカのテレビは連日選挙速報が流れ、激戦区と言われたノースカロライナ州に住む筆者も何だか毎日落ち着かない日々を送っていた。小学1年生の息子でさえも今回の大統領選挙にはかなり興味があったようで、毎日テレビに釘付け。その速報を見ながら一喜一憂する姿はまるで選挙権のある大人以上!?なんと友達とも選挙の話をしているというから驚きだった。そんな子供も夢中にさせた選挙の様子をレポートしようと思う。

なぜこんなに盛り上がる!? アメリカ大統領選の仕組み

日本と異なり、有権者が直接投票で国のトップを決めることができるアメリカ。これだけでも十分に政治に参加している意識が高まるのだろう。今回の投票は接戦となり、特に1票の重みを感じる選挙となったため、予想以上に盛り上がる展開になった。

アメリカの米大統領選の仕組みは、全50州と首都ワシントンDCの計51地域に分けられた、有権者の代表のような「選挙人」を多く獲得した方が勝利する。選挙人は人口に応じて各州と首都に割り当てられていて、ほとんどの州で獲得票数が多い方がその州の選挙人を総取りできる仕組みになっている。ちなみに選挙人は全米で538人いる中、過半数である270人を獲得した方が勝利となる。前回の大統領選では、クリントン氏の方が総得票数が200万票以上多かったのに、トランプ氏が74人も多く選挙人を獲得したことからトランプ氏が勝利したのだ。

ちなみに歴史的に見ると、共和党が強い州(レッドステート=赤い州)と、民主党が強い州(ブルーステート=青い州)があることから、それらの州の勝敗は投票前からある程度決まっていると言われている。また、比較的都市部は民主党支持者が多く、地方部は共和党が強いとも言われている。そこでこの選挙で注目されるのは、どちらに転ぶかわからない州(スウィングステート=激戦区)。つまりこの地域を制して選挙人をより多く獲得できた方が大統領選に勝利できるのだ。

開票後、各州を制した候補者の色が地図に表されていく。西海岸とニューヨーク、ワシントンなどの大都市は完全に民主党バイデン派。内陸部は比較的共和党トランプ派が多い。
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