コラム 初めての裁判傍聴で事件を選ぶ基準は?裁判傍聴について弁護士が説明します

先日、知人より「裁判傍聴に行きたい。注意点などはネットで調べたが、初めての傍聴では、どんな事件を選んだらいいのか」との質問を受けました。

明確な目標があればともかく、初めての傍聴で、事件を選ぶのはたしかに難しいと思います。
そこで、今回は、裁判傍聴の際の、事件の選び方について考えてみたいと思います。

裁判傍聴の際の注意点

本題の前に、ざっと、傍聴の際の注意点に触れたいと思います。

裁判が公開されているのは、平日、午前が10時~12時頃、午後は13時~16時過ぎ頃です。
予約は不要ですが、話題の事件については、傍聴券が必要となる場合があります。

一般的な事件については、席に空きがあるかぎり傍聴することができ、途中で入退出もできます。立ち見はできません。
現在は、コロナウイルス拡大防止対策の一環として、傍聴席数を減らしている裁判所もあります。

裁判所敷地内(法廷内だけでなく、廊下、庁舎外の前庭などを含む)では、写真撮影、録音等はできません。メモは可能です。

撮影禁止のため、後述する「開廷表」の情報は、紙にメモすることになります。
東京地裁の地下にはコンビニもありますが、メモ用紙と筆記用具は持参された方がスムーズです。

服装は自由。庁舎に入る際には、持ち物検査があり、危険物の持ち込みは禁止です。

初めての裁判傍聴は地方裁判所。まずは、開廷表を確認

初めての裁判傍聴には、スタンダードという点で、地方裁判所の事件をおすすめします。

地方裁判所で、どの事件を傍聴するかは、当日に開廷される事件の一覧(開廷表)の記載を手掛かりに選択することになります。

開廷表のファイルか掲示は、通常、地方裁判所の玄関に入ったところにあります。
東京地方裁判所には、開廷情報が検索できる電子端末が設置されています。

開廷表は、裁判所によって、微妙に記載方法が異なりますが、開始時間、事件名、当事者、おおよその手続の内容といった記載があります。
各法廷でも事件の掲示がされているので、玄関で開廷表を見ることができなかったり、開廷表のメモをとれなかった場合でも、各法廷で開かれる裁判の情報を確認することができます。

裁判は公開の法廷で行うのが原則。
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