堅実女子ニュース&まとめ 結婚しない人生|猫を預かって家をもらう!? 姉御女子の自由な人生~その1~

婚活関連のニュースがあふれていますが、生涯未婚率(50歳時未婚率)は上昇。国勢調査によると、50歳まで結婚したことがない人は、1990年には男性5.6%、女性4.3%だったのに、2015年の国勢調査では男性23.4%、女性の14.1%と、男女ともに約4倍のポイントに跳ね上がっています。

独身の経済観を示す「ソロエコノミー」という言葉も登場。増え続けるシングルの背景を取材しました。

独身だったから、30万円と家がもらえた

今回お話を伺ったのは、派遣社員の松本由紀子さん(仮名・43歳)。現在、東京23区内の郊外エリアの一戸建てで一人暮らしをしています。

「この築43年の木造の家に20年以上住んでいます。家賃はたったの7万円で、住み心地がいいのでズルズルと」

大家さんは80代半ばの女性で子供もいないといいます。先日、弁護士を通じて“松本さんに贈与したい”という連絡が。まるで、漫画『大家さんと僕』(矢部太郎著)のような関係です。

「あそこまでハートフルではありませんけれど、似ているかもしれませんね。家を贈与されるまでの関係になったのは、大家さんが飼っていた猫を引き受けたからです。大家さんは5年前に、持病が悪化して老人ホームに入ることになりました。その時に、大家さんから“余命2ヶ月と診断された20歳の猫を引き受けてくれないか”と相談されたのです」

猫はほとんど動かないものの、食事とトイレにはちゃんと行けて、粗相はしません。由紀子さんは実家で猫を飼っていた経験があるので快諾。すると、大家さんは「ありがとう」と目に涙を浮かべ、30万円をくれたのだそう。

「辞退したんですが、“どうしても”って。猫はウチに来て、環境が変わったからか、ちょっと元気になって、それから1年くらい生きており、大家さんは大感激。“合鍵で入ってください”と伝えていたので、よく遊びに来ていたようです」

老猫の看取りも、大家さんと行ったそう。

「ウチに来てから1年2カ月くらいかな…寒い日曜日の午前中で、たまたま大家さんが遊びに来て、猫を膝にのせて名前を呼んだら、ちょっと目を開けて、そのままスーッと眠るように亡くなったんです。大家さんは涙をボロボロ流しながら、猫の名前を呼び、“ありがとう、ありがとう。ずっと大好きだよ”って話しかけていました。その姿を見ていたら、もらい泣きしちゃいました」

猫を引き受けられたのも、「私が独身だったから」と言います。

「もし、夫や子供がいたら、猫を引き取ることはできません。それゆえに、大家さんと心が通い合うこともできないですよね。ついでに言うと、30万円ももらえないし、23区内の家ももらえない(笑)。まあ、結果論ですけどね。結婚すると自由と時間と可能性が圧倒的に減る、と言うことを実感しました」

結婚すると、全てが不自由になるのではないか……

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