堅実女子ニュース&まとめ 【コロナ失恋】会社と彼の両方から戦力外通告…8年同棲の終わりは突然に~その1~

2020年10月8日、経団連は少子化対策の推進に向けた緊急提言を発表。その背景には、新型コロナ感染拡大で婚姻数が減少していることがある。

政府の人口動態統計速報をひもとくと、今年1~7月の婚姻は前年同期比14.7%減。少子化の加速につながることが懸念されている。

コロナ以降の結婚事情について、本誌は取材し続けている。太田裕子さん(仮名・35歳・無職)は、それまで勤務していた旅行関連会社から、コロナ禍の業務縮小により退職を言い渡された。それと同時に、8年間付き合っていた同じ年の彼から別れを告げられてしまう。

あなたの方が私のことを好きって言ったよね!

裕子さんの元彼は、大手通信会社勤務。2人は都内の中堅私立大学の同級生だった。彼は東京都八王子市出身、裕子さんは宮城県仙台市出身だ。裕子さんの父親は、地元でも有力企業の役員をしており、仙台に帰れば、生活は安泰だという。しかし「そんな牢獄のような生活は嫌だ!」と東京に住み続けることに固執している。

「東日本大震災の時に、すごく気弱になってしまって、それまで勤務していた食品関連会社を退職して、仙台に帰ったんです。1年くらい実家で過ごしていたのですが、父親がウザい。どこかに行こうとすると“どこに行くんだ”と言われ、バイトをしていると正社員の働き口を持ってこられて、それがどれも私には合わない仕事ばかり。口を開けば“結婚はどうする”と言われる。孫のことまで言われて、ホントに面倒くさかった」

裕子さんの父親はとても厳格だった。高校生の時までは、門限を厳しく管理され、東京に進学しても女子寮に入れられた。男女交際なんてもってのほか、家で男の子の話をすると顔をしかめられたという。

「それなのに、26歳くらいの私に結婚と子作りを要求してくる。そんな時に“東京に戻ってきて”と仙台まで迎えに来てくれたのが彼だったんです。私のことを“好きだ”と熱烈にアプローチしてくれました。絶対に幸せにする、絶対に悲しい思いをさせない、一生隣にいて欲しい、心の底から愛している、何があっても一緒にいよう……そんな言葉を並べて、父親を説得して、東京に呼び戻してくれたのです」

だからフラれた今になってみれば、裕子さんにしてみれば「私のことを好きって言ったよね!」という気持ちなのだ。

彼は「一緒にいてくれるだけでいい」と言っていたのに……

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