12月はボーナスシーズンですが、コロナ禍の影響で収入減となってしまった人が大勢います。株式会社大黒屋が実施したアンケートよると、昨年の年末時期と比較して収入が「減った」と回答した人は29.4%。一方「増えた」と回答した人はわずか6.0%で、ほとんどの人の収入が増えていないことが分かりました。
また今年の冬にボーナスが「あった」と回答した人は41.8%。ほか14.2%は「年俸制のため例年ない」、そして「いいえ」と回答した人は44.0%となっています。さらにもらえたとしても支給額に「とても満足している」「満足している」「どちらかというと満足している」と回答した人は42.6%。半分にも満たない状況です。
経済活性化は重要だけど…外食で出費がかさむ!
収入が増えないということは支出も減らさないと、手元のお金はどんどん減ってしまいます。今年の春先は緊急事態宣言によって外食も旅行も控えた人がほとんどだと思いますが、夏になって少しずつ外食を再開したり、秋からは政府主導のGoToキャンペーンもあってかなり散財した人も多かったのではないでしょうか?同調査によると、「最近支出が増えた」と回答している人は全体の39.8%。その中でも一番多かったのは「外食」(51.8%)となっています。コロナ禍で大きな打撃をうけた外食産業が活性化されるのはいいことですが、消費者にとっては見逃せない事実です。
