堅実女子ニュース&まとめ ストレスの多い時代の癒しに!美術史を学んだタレント・和田彩花さんが教える「美術鑑賞のおもしろさ」

1都3県では自粛期間が延長になりました。ここは我慢のしどころですが、外出できるようになったら、心の癒しのためにもおすすめしたいのが美術鑑賞です。ソーシャルディスタンスを保てるという意味でも、注目を集めています。どうしてもストレスがかかってしまういまの生活の中で、美術品を観ることで心を豊かにしてみませんか?

でも一言で美術鑑賞と言っても「美術ってよくわからない 」、「何を観るべきなの? 」など、わからないことだらけの堅実女子も多いのではないでしょうか?

和田彩花さん。ハロー!プロジェクトのアイドルグループ『アンジュルム(旧名・スマイレージ)』の元メンバー。 グループでは、初代リーダーを務めた。2019年にグループを卒業後は、ソロで歌手や女優として幅広く活動をしている。大学院では美術史を専攻し、美術にまつわる著書『乙女の絵画案内 ―「かわいい」を見つけると名画がもっとわかる―』(PHP出版)、 『美術でめぐる日本再発見 – 浮世絵・日本画から仏像まで』(オデッセー出版)も執筆している。

そこで今回教えてくれるのが、アイドルグループ「アンジュルム」の元メンバーで、大学院で美術史を学んでいたという異色の経歴を持つ和田彩花さん。美術の分野に関する連載なども現在、担当しています。今回は、そんな和田さんが美術に興味を持ったきっかけや、堅実女子にお薦めの美術館を教えて貰いました。

衝撃的なマネの絵画との出会い

美術に興味を持ったきっかけは、高校一年生の時。三菱一号館美術館で『マネとモダン・パリ』(2010年)という展覧会をやっていたんです。たまたま仕事の時間を間違えたことで、母と一緒に暇つぶしのつもりで観に行きました。

主に、エドゥアール・マネ(19世紀にフランスで活躍した画家)の作品を観たのですが、絵の具の黒い色に魅せられたのが一つのきっかけでしたね。

気になったのは『死せる闘牛士』という作品で、闘牛で倒れた男性を横長に描いただけなのですけど、元々は大画面で描かれた作品だったんです。でも、その作品が批判されてしまったのがきっかけで、マネ自身がその作品を半分に切ってしまったそうなんです。そのため、絵は上下に分かれて展示されていました。

そのエピソードを美術館で読んで 「自分で作った作品を切っちゃうんだ」って驚いたんです。「画家ってすごく面白い」って感じました。

それまでイメージしていた絵画っていうのはクロード・モネのような印象主義で、明るい色彩で花とか風景を描いている作品だったんです。 印象派には、黒い絵の具はあまり使われていないんです。 でもマネの絵画の世界は、黒い絵の具が洋服や、背景などたくさんの箇所で用いられていたんです。ほかの印象派の絵画とは一目で違うところが魅力的に感じました。

描かれているテーマも、人が死んでいる絵とか明るくないんです。今までの絵画のイメージと違って、『この絵はどういう意味なのだろう』って深く考えさせられる。そこに凄く惹かれました。そこから美術の世界が面白い! と感じて、美術館に通うようになりました。

大学でより美術への興味が深まる…

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