堅実女子ニュース&まとめ 転職回数7回の35歳女性が、コロナ禍での厳しい転職で職を得るまで〜その1〜

「35歳で転職回数7回の自分が、このコロナ禍で転職できるとは思いませんでした」

宮内涼子さん(35歳・仮名)は最近転職をしたばかり。ゲーム会社でデザイナーとして働いています。最近転職に成功し、新たな会社で心機一転、仕事に励んでいるそうです。今回はコロナ禍での転職活動について伺いました。

突然会社が吸収合併されることになり……

「実は勤務していた会社が、一度目の緊急事態宣言の手前で吸収合併されてしまいまして……。社員は全員知らず、寝耳に水といった状況でした。まだリモートワークにもなっていない時期だったので、社内が一気にザワついたのをよく覚えています」

年度末に突然の会社吸収の知らせ。社員は驚きを隠せませんでした。もちろん涼子さんもその一人。「定年までこの会社にいるのかな」とずっとぼんやり思っていた会社だったのですから。

「多分長く勤務している人は、みんなそんな事を思っていたはずですよ。ゲーム会社の割に残業も少なくて、ブラックではありませんでした。ただ業績が全然良くなくて、かけたお金の割に回収が全然できていない状態でしたね。一時期、“会社の株価がめっちゃ下がってる!”なんて噂を聞いたことがありますけれど、ふ~んって感じで。誰もそこまで深刻なことだとは考えていなかったんです」

コロナの影響を受けたわけでもなく、単純に業績不振の結果だったとか。吸収までの日数は思いのほか少なく、残留する社員は早急な対応を求められたのです。

「いきなり“一か月半後にはここのフロアを売却するから”なんて言われても、実感ないですよね。しかも世の中はコロナ騒ぎで、それどころじゃないって人もたくさんいましたし。年度末で仕事をしながら引っ越し作業をして、吸収先の会社の説明も受ける……もうやってられるか!って、怒っている社員も見かけたり(苦笑)」

そんな中、涼子さんは知らせを聞いた1週間後に退職を決意。ほとんどの社員が残留する中で、思い切った決断を下したのです。

社員切りは行われなかったそうですが、なぜ退職の道を選んだのでしょうか?

「今関わっているゲームのタイトルが好きだったので、辞めるか相当悩みました。けれども吸収先の会社が、昔派遣時代に働いていたところだったんですよ。ワンマンな社長で社内の空気も好きじゃなかったし……。だから思い切って退職することにしたのです」

2020年4月中には在籍していた会社を辞め、転職活動を始めます。しかし想像以上に、転職市場は人でごった返していたのだそう。

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