米国時間の2021月年1月20日、バイデン新大統領の就任式が行われ、共和党であったドナルド・トランプ元大統領から民主党であるバイデン新大統領に政権が交代されました。分裂が大きくなっているとされるアメリカにおいて、バイデン大統領がどのように舵を取るのか世界中から注目が集まっています。

街には多くの兵士が投入され、首都ワシントンの連邦議会議事堂前には市民が侵入できなくされるなど、“異例”だらけとなった就任式。今回は、バイデン大統領就任について関連する英語フレーズと共にご紹介します。
最高齢での大統領就任
史上最高齢での大統領就任となった、現在78歳のバイデン氏。民主党の大統領は比較的若い年齢で大統領に就任していることが多く、クリントン氏は46歳、オバマ氏は47歳でした。
選挙キャンペーン中は認知症疑惑など健康面が不安視されていましたが、期間中に行われたトランプ氏との直接討論で問題なく議論したこともあり、有権者からの安心感と信頼を勝ち得ました。
政治家としてのキャリアは非常に長く、オバマ前大統領が現職であった際の副大統領としても活躍したバイデン氏。大統領就任後すぐにパリ協定復帰の文書にサインするなど、すでに自らの政策を実行し始めています。
The US president signed an executive order to rejoin the Paris climate agreement. (アメリカ大統領は、パリ協定に再加入するための大統領令にサインをしました)
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Executive order:大統領令、大統行政行命令
非白人かつ女性、カマラ・ハリス氏の副大統領就任
移民の両親のもとに生まれ、ジャマイカとインドにルーツを持つカマラ・ハリス副大統領。かつてヒラリー・クリントン氏が大統領選で敗れた時に語った「最も高く硬いガラスの天井」にヒビを入れた女性として、バイデン大統領と同様に各国から大きな注目が集まっています。
I know we have still not shattered that highest and hardest glass ceiling, but someday, someone will.(私にはまだこの最も高くて最も硬いガラスの天井を打ち破ることができなかったけれど、いつか、必ず誰かが成し遂げるということを知っています)
先日、2月号ヴォーグの表紙を飾ったハリス氏ですが、その“出来”には 読者から 「ハリス氏を貶めている」とあまりにもレベルが低いという批判が殺到。これを受けて、同誌は前回よりもよりフォーマルに映ったハリス氏を表紙にした特別増刊号を発売すると発表しました。
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Glass ceiling:ガラスの天井