鈴木もえさん(24歳・仮名)は美容業界で事務の仕事をしています。社会人になって2年目突入と共に新型コロナが流行してしまいました。
もえさんもリモート勤務へと移行。現在は週1~2日程度出社し、残りは在宅勤務の日々が続いています。そんなもえさん、リモートワークを始めた当初は、パソコンを使えるようになるまでだいぶ時間がかかったとか。詳しくお話を伺いました。

最初は「自宅で仕事できるなんてラッキー」と思っていたけれど……
美容業界ということでサロンの休業や流通のストップなど、緊急事態宣言直前は多忙だったそう。
「マツエクやネイルサロンを展開している会社なので、緊急事態宣言中は全ての店舗を閉めていました。新型コロナの影響で、発注していたパーツが届かなかったり、色々大変でした。それに加えてリモート勤務への変更もあったから、社内はバタバタでしたね」
幸い事務の仕事は在宅でも支障がなかったため、リモートのお達しは3月半ばにはあったそう。社内、外部のやりとりは基本的にチャットツールを使っています。
出社がなくなるとのことで、社員は自宅へパソコンを送付。個人のパソコンを使うのは一切厳禁と言われたのです。
「セキュリティとかの問題もあるので、社用パソコン以外の使用は禁止されました。ただ私は一人暮らしですし、普段使わないから自分のパソコンを持っていなくて。だから会社のを使わせてもらえるのはありがたかったです」
早々に開始されたリモート勤務。もえさんは当初「自宅で仕事できるなんてラッキー」と思ったとか。
しかしパソコンが届いて間もなくのこと、慣れない作業がもえさんを苦しめるのでした。
「“その歳でウソでしょ?”って思われるかもしれませんが本当に機械系が苦手なんです。だからパソコンが届いて早速困ったのが、どこにどのケーブルを差していいのか、まったく分からないことでした」
会社ではすでに接続済みのパソコンが用意されています。さすがに電源の位置は分かったそうですが、なんとLANケーブルの存在は知らなかったとか。