鈴木もえさん(24歳・仮名)は美容業界の事務員になって2年目の若手女子社員。新型コロナの影響で在宅勤務となり、機械が苦手な彼女は大苦戦。
最初から接続済みのパソコンしか触ったことがなかったため、自宅でインターネットを繋ぐ方法が分からなかったのです。LANケーブルを理解し、快適なリモートライフが送れると思ったのも束の間。今までは出てこなかった問題が次々と浮上し始めるのでした。〜その1〜はコチラ
Zoomって、実は難しいよね
「週に1~2回ほど行われていた会議がオンラインで開催されることになったんです。YouTubeとかSNSで他の人がZoomを使っているのを見て、簡単そうなツールだとは思っていました。けど、いざ背景を設定してみるとできない。なぜか背景と私自身が同化してしまうんですよ!
後々調べたら会社のパソコンが古く、スペックも低いから対応してなかったっぽいんですけれど……。それを知らなくて、同化した状態で会議に挑んでしまいました。
あんなに多くの人が気軽に使ってるから、まさかつまづくとは思わず……。つくづくパソコンって難しいなぁと改めて思いましたね」
もえさん同様、YouTuberや芸能人が使いこなしているのを見て「難しいツールではないだろう」と思う人はかなりいるはず。確かに操作方法は複雑ではないのですが、バーチャル背景など意外な“落とし穴”はあるようです。
インターネット接続とオンライン会議、それをこなせばリモートは快適だったそう。けれども在宅勤務が開始されてから2か月が経過した頃、再び彼女を悩ませる出来事が発生!
「2年目突入に伴い、仕事が増えたんです。今までは言われた通りに発注やデータ入力を行うだけで良かったんですが、資料作りなども任されるようになって。“これ作っておいてくれる?”といきなりチャットが飛んできたのですが、パワポの使い方なんて全然わからない。もうパニック状態でしたよ!
ネット上で作り方を探してなんとか作成するんですが、慣れていないからすっごく時間がかかるんです。スライドが10枚にも満たないものでしたが、作成に3日半(笑)。先輩から“大丈夫?”と心配されましたね……。
人が良い職場なので怒られるとかはなかったですけど、厳しい職場だったらめっちゃ白い目で見られるんだろうなぁ」