台湾の大臣であるオードリー・タン氏。長い髪を持つ異色の大臣を目にしたことや、その名前を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。トランス・ジェンダーであることを公表しているタン氏は、「自由」について明確な定義を持っています。
今回は、天才プログラマーであり、現政権のデジタル担当政務委員を務めるタン氏について英語フレーズと共にご紹介します。
オードリー・タン氏とは?
タン氏は14歳で学校を辞めた
1981年にジャーナリストの両親のもとに生まれた、オードリー・タン氏。8歳にして独学でプログラミングを学び始め、学校を14歳で辞めています。その後はプログラマー・ハッカーやソフトウェア企業の立ち上げを経験し、米Appleでの顧問なども務めました。

男性と女性の思春期をどちらも体験したというオードリー・タン氏は、現在の性別について「なし」とコメント。この点においても、台湾における幅広い自由を感じることができますね。
In 2005 Tang began transitioning to female.(タン氏は女性になるための移行を始めた)
★キーワード
Transition:遷移、移行
タン氏を世界的に有名にした「マスクマップ」
新型コロナウィルスへの感染拡大が始まったころ、世界中でマスク需要が高まりました。同時期、オードリー・タン氏はマスクの在庫が一目でわかるアプリ「マスクマップ」を開発。これにより、台湾のみならず世界中で名前が知られる存在となりました。

また、2016年に35歳という若さで現蔡英文政権に入閣し、デジタル担当政務委員(大臣)に就任したのです。
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Digital minister:デジタル担当政務委員(大臣)