堅実女子ニュース&まとめ 「お含みおきください」の意味とは?使用シーンや言い換え表現を紹介

『お含みおきください』とはどのような時に使われる言葉なのでしょうか?基本的な知識や利用シーン・より丁寧な表現方法などをチェックしましょう。実際に使うときに役立つ例文や言い換え表現も解説します。

「お含みおきください」の意味とは?

『お含みおきください』はどのようななニュアンスで使われるのでしょうか。まずは言葉の意味から見ていきましょう。

心にとめておくようお願いする言葉

『お含みおきください』は、『含みおく』という言葉を使ったフレーズです。『含みおく』には、心にとめておく・了解しておくという意味があります。『含みおく』の類語としては、『知りおく』『留意』などが代表的です。

頭に『お』を付けることで尊敬語となるため、 『お含みおきください』 は心にとめておいてください、とお願いするときの尊敬表現であることがわかるでしょう。

相手に不利益が生じる可能性を伝える

『お含みおきください』を用いるのは、取引先や顧客に対してひょっとしたら不利益なことが起こるかもしれないと伝えるときです。単に知っておいてほしい事柄について伝える場合には使いません。

通常であればそこまで心配することはないけれど、もしかしたら問題が起こるかもしれないので念のため対策をしておいてもらいたい、といったニュアンスも込められています。

注意を促す言葉ですが、比較的柔らかい雰囲気で伝えられるのが特徴です。

「お含みおきください」の使い方

ビジネスシーンで用いられることの多い 『お含みおきください』は、具体的にどのように利用されるのでしょうか?例文とともに使い方を紹介します。

メールなどの文章で使う言葉

『お含みおきください』は書き言葉のため、会話の中で使われることはほぼありません。書類などのビジネス文書やメールでは、以下のように利用されます。

・明日より3日間、事情により不在となることをお含みおきください。
・8月10日より15日まで夏季休暇となり休業させていただきます。 何卒お含みおきいただきたくお願い申し上げます 。
・ご注文から1週間以内にご入金が確認できない場合、キャンセル扱いとさせていただきますことを、あらかじめお含みおきください。
・当チケットはご本人様以外のご利用ができない点、お含みおきください。

社外の人やお客様への文書に用いられるのが一般的で、同僚や部下などには基本的に使いません。

目上の人にはより丁寧な表現を

『お含みおきください』は正しい敬語のため、目上の人にも使える言葉です。ただし『~ください』が相手へ行動を促すことから、失礼な印象を受ける人もいます。

より丁寧に伝えたいなら、謙譲語の『いただく』と合わせ『お含みおきいただきたく存じます』と表現しましょう。

かしこまった文章では、非常にうれしいという意味の幸甚(こうじん)と合わせた『お含みおきいただけると幸甚です』も使えます。

どちらも一方的なニュアンスがなく相手の判断にゆだねる言い方なので、立場が上の人に対しても失礼になりません。

また、類語に『お汲み取りください』という表現があります。しかしこれは、自分側の事情によって相手の申し出を断り、お詫びをする際などに用いる言葉です。 事前に予告や警告をするという意味の『お含みおきください』とはニュアンスが異なるので、注意しましょう。

言い換え表現をチェックしよう

『心にとどめておいてください』『了解しておいてください』という意味で使える言葉には、他にもバリエーションがあります。それぞれ微妙にニュアンスが違うので、状況に応じて使い分けましょう。

納得を求める「ご了承願います」

納得や許容・許可を求める言葉として、『ご了承願います』が挙げられます。尊敬語の『ご』と『願う』の丁寧語『願います』を組み合わせており、目上の人に対しても問題なく利用できるフレーズです。

会話ではもちろん文書でも使える表現のため、例文のようにビジネスシーンで活用できます。

・返信にお時間をいただくことがある点、あらかじめご了承願います。
・貴意に添いかねる結果となりましたことを、ご了承願います。
・誠に勝手ながら発送は翌営業日となりますことを、ご了承願います。

察してほしいと伝える「ご理解ください」

『ご理解ください』は、こちらの事情をわかってほしい・察してほしいときに幅広く使える表現です。

『知っておいてください』という意味の表現のため、目上の人や取引先への利用では失礼になることもありますが、かしこまり過ぎずに使えます。

・体調が悪く明日は欠席します。恐れ入りますが、ご理解ください。
・明日16時より緊急メンテナンスを実施いたします。大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ください。
・せっかくいただいたお話ですが、この度はご希望に添えませんことご理解ください。

許しを請う「ご容赦ください」

許してほしいとお願いするときに用いる『ご容赦ください』は、メールや文書でよく使われる表現です。

・サービス内容はお客様の承諾なく変更となる可能性がございますことを、ご容赦ください。
・15時以降のご連絡は、翌日以降の対応となることをご容赦ください。
・売り切れ次第終了となることをご容赦ください。

催促が失礼にあたらないよう、予防線として使うこともあります。

・今週が締切の件について、進捗はいかがでしょうか。なお入れ違いで納品されている場合にはご容赦ください。

まとめ

『お含みおきください』は、『心にとめておいてください』『了解しておいてください』という意味のある言葉です。念のため起こり得る不利益に備えてほしいというニュアンスを伝えられます。

そのままでも目上の人へ使えますが、より丁寧に伝えるなら『お含みおきいただきたく存じます』とするとよいでしょう。

言い換え表現として代表的なのは、『ご了承願います』『ご理解ください』『ご容赦ください』などです。さまざまな表現をマスターすることで、バリエーションに富んだ伝え方ができるようになります。