クイズの回答
それでは、解説とあわせてクイズの回答を見ていきましょう!
問題1の答え.Bの不動産事業

イギリス王室は、多くの収入源を持っています。なかでも「クラウン・エステート」と呼ばれる君主の公的な不動産から得られる収益の一部は、王室の大きな収入源のひとつです。この不動産から生まれる収益の多くは国民のために利用されますが、15%ほどが王室助成金として王室を維持するための費用に充てられます。
エリザベス女王は、この他にも個人的な投資や不動産を保有しており、そこから得られる収益も得ています。
問題2の答え.Cの40億円
イギリスのインターネット市場調査会社「YouGov」が行ったイギリス王室メンバーの人気調査によれば、第1位がエリザベス女王、第2位がウィリアム王子となりました。
王室内でも人気の高いウィリアム王子の保有資産は、約40億円(アメリカ『マネー』誌発表)とされています。その多くは祖母や母親であるダイアナ妃からの遺産ですが、将来イギリス国王となった場合は、現在父親のチャールズ皇太子が保有する土地からの収入など、大幅に収入源が増える予定です。
問題3の答え.Aの戸籍、Bの姓、Cの職業選択の自由
選択肢Dの「不動産」以外の全てが正解となります。皇族は一般国民と異なるため、さまざまな制限が設けられています。このほか、表現の自由や 参政権なども認められていません。
問題4の答え.Bのイギリス、Cのデンマーク
Bのイギリスのエリザベス女王は多くの人が知るところですが、Cのデンマークも女性のマルグレーテ2世が国王です。
現在スウェーデンやベルギーなどの4ヶ国において、女性が次の王位継承者の第一候補とされています。今後はヨーロッパ諸国を中心に、続々と“女王”が誕生しそうですね。
問題5の答え.Aのメーガン・マークル、Bのメアリー・ドナルドソン、Cのグレース・ケリー
選択肢Dのジゼル・ブンチェン以外、全員が民間から王室に嫁いだ女性の名前です。Aのメーガン・マークル氏は、アメリカの女優からイギリス王室に嫁ぎ、その後夫であるヘンリー王子と共に王室を離脱しました。
Bのメアリー・ドナルドソン氏は、オーストラリア人ながらデンマーク王室に嫁いだ女性。Cのグレース・ケリー氏は超人気ハリウッドスターと活躍する絶頂期に、モナコ王室に嫁いだ女性です。
ちなみにDのジゼル・ブンチェン氏は、何年にもわたり“世界でもっとも稼ぐモデル”として君臨した女性です。夫はアメフト界のレジェンドと言われるトム・ブレーディー氏です。
王室にも変化が必要?
厳しい規律と歴史を紡いできた、各国の皇室。その反響もあり、近年はゴシップの話題にのぼりやすい傾向にあります。華やかで煌びやかな世界である一方、一般人とは異なる制限の中で暮らすのは非常に難しいことに違いありません。
時代の移り変わりにともない、今後は各国の王室にも変化が求められそうです。
文/山根ゆずか