堅実女子ニュース&まとめ 「お世話になる」を使うシーンとは?使える相手や返し方も紹介

『お世話になる』の丁寧語「お世話になります(なっております)」は、ビジネスシーンでは定番のあいさつです。便利な言葉ですが、相手やシチュエーションによって使い方が異なるため注意が必要です。『お世話になる』のスマートな使い方を解説します。

ビジネスでの「お世話になる」とは?

『お世話になる』という表現が、ビジネスで頻繁に登場するのはなぜでしょうか。『お世話になる』の意味を具体的に見ていきましょう。

日頃の感謝を伝える定形表現

『世話』という言葉には、主に二つの意味があります。

1. 面倒を見る(子どもやペットの世話をする)
2. 関係を取り持つ(お見合いや就職の世話をする)

ビジネスシーンで使う『お世話になる』は、2番目の意味で使われます。お世話になる相手は顧客や取引先のように、自社とビジネスの関係を持ってくれる人です。

「お世話になっております」は、取引先などへの日頃の感謝を伝える定形表現として多用されています。

面倒を見てもらう相手へのあいさつ

「お世話になります」は、既にお世話になっている相手やこれからお世話になる相手に対してのあいさつです。まだ関係が始まっていない初対面の相手へのあいさつには、「はじめまして」が適しています。

ただし初対面であっても、会社同士の取引が既にあり、前任者から引き継がれた場合には使っても構いません。新入社員や異動になった人が、着任のあいさつで使うケースもあります。

「お世話になっております」は社外にもOK

取引先など社外の相手に対しては、「お世話になります」よりも「お世話になっております」が適しています。日常的にやり取りしている相手でも、社外の人には「いつもお世話になっております」のような、丁寧な表現を心がけましょう。

公式なお知らせのような改まった文書やメールには、「平素より大変お世話になっております」とすると、より丁寧さが増します。

「お世話になる」は使う相手を選ぶ言葉

『お世話になる』は、どんな相手にも使えるわけではありません。使うタイミングや相手との関係性によって、適切に使い分けましょう。

面識のない相手にも使える

面識のない人に対して『お世話になる』を使うことには、違和感を覚える人も多いのではないでしょうか。しかし『お世話になる』は過去にお世話になった事実だけではなく、今後お世話になることへの感謝の意味も表せます。

担当者同士「これからよろしくお願いします」というあいさつを交わす場合は、面識のない相手に『お世話になる』を使っても不自然ではありません。具体的には以下のような場合です。

・既に会社同士の取引がある
・新規の取引が決まっている

なお冒頭に「はじめまして」を付けると、より丁寧で自然なあいさつになります。

身内には使わないのが一般的

普段から大変お世話になっている相手でも、身内である上司や先輩に『お世話になる』とは言いません。身内なら面倒を見るのは当然です。

またビジネスでの『お世話になる』には、『面倒を見る』という意味はありません。社内の人に対して『お世話になる』を使うと、不自然になってしまうでしょう。

ただし新規採用や異動などで配属先に初めて顔を出す日は、まだ身内ではありませんので、「これからお世話になります」とあいさつしても問題ありません。

「お世話になっております」への返し方は?

相手から「お世話になっております」と言われたら、どのように返事をすればよいのでしょうか。返し方の具体例を見ていきましょう。

「こちらこそお世話になっております」

取引先とのあいさつには、『こちらこそ』を添えて返答すると好印象です。『こちらこそ』には、自分も相手と同じ気持ちであることを簡潔に伝える効果があります。

相手を選ばず、どのようなシーンでも使える便利な返し方といえるでしょう。ただし『こちらこそ』だけで終わらせたり、『こっちこそ』とくだけた調子にしたりすると失礼になります。

「こちらこそお世話になっております」と、略さず丁寧に返しましょう。

「いつもありがとうございます」

「いつもありがとうございます」も、「お世話になっております」への返し方としてふさわしい表現です。「お世話になっております」には、日頃からいろいろと助けていただいていることへの感謝の意味が込められています。

こちらからも感謝の気持ちをお返しすれば、お互いに気持ちよく仕事を進められるでしょう。

下記のように『いつも』や『ありがとう』を他の言葉に置き換えたり『お世話になる』と組み合わせたりすれば、さまざまなシーンに応用できます。

・こちらこそ普段からお世話になり、大変感謝しております。
・平素よりご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

まとめ

「お世話になります」や「お世話になっております」は、これから一緒に仕事する相手や普段から仕事で関わっている相手に対して使うあいさつです。

『お世話になる』相手とは、1回きりではなく今後も長く関係が続くことになります。正しい使い方や返し方を押さえて、良好な関係を築いていきましょう。