堅実女子ニュース&まとめ 「依頼」の意味と使い方を解説!ビジネスで活用できる例文も紹介

人に何かをお願いする場合に『依頼』という言葉を使います。他にも似た意味の表現がありますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。『依頼』の意味を再確認するとともに、その他の表現についても見てみましょう。

「依頼」の意味や使い方とは?

他者との連携が不可欠なビジネスの現場においては、人に何かをお願いすることも少なくありません。申し入れを引き受けてもらうためには、きちんと要請する必要があります。

『依頼』は、そのような場面でよく用いられる言葉です。お願いの文書を正確に記すために、言葉の意味を再確認しておきましょう。

意味は「用件を頼む」

『依頼』とは、人に用件を頼むことを指している言葉です。自分ではできないことを頼んだり、自分よりふさわしい人にお願いしたりする場合に使用します。

『依』は、寄り掛かる・拠(よ)りどころとすることを指し、『頼』は頼りにするという意味です。どちらも、自分以外の力に期待している様子が表れています。

・次の公演を依頼する。
・似顔絵の作成を依頼した。

「お願い」や「要望」との違い

『お願い』は、してほしいことを人に頼むことを意味します。

『依頼』と変わりがないようにも思えますが、『お願い』の場合は、ほとんどの人ができそうなことを任せる場面に適しています。使えるシーンが幅広く、『依頼』ほど強いイメージは感じさせません。

・月末までに売上を計算するようにお願いする。

『要望』は、物事の実現を強く求める場合に使用します。相手の能力や技術よりも、希望をかなえてほしいという思いの方を強く表す言葉です。

・フレックスタイム制の導入を要望いたします。

丁寧に言うときは「ご依頼」

『依頼』を丁寧な言い回しにしたい場合は、 接頭語の『ご』を付けて『ご依頼』としましょう。人によっては、自分の行動に 『ご』 を付けるのはふさわしくないと考えるかもしれません。

しかし、接頭語の 『ご』 には謙譲語にする働きもあることから、『ご依頼』の場合は自分がへりくだり、相手を高めた表現となります。『ご依頼』は一般的なビジネスシーンにも流通している表現で、問題なく使用できます。

・次回のポスターデザインは、貴社(口語では御社)にご依頼いたします。

参考:敬語の指針 P.39|文化庁

ビジネスで使える「依頼」の例文

『依頼します』『依頼をもらった』といった表現では、どことなくぶっきらぼうな印象があります。相手のあるやり取りなので、できるだけ柔らかい表現が望ましいでしょう。

スムーズに違和感なく使用できる言い回しについて、代表的な例を挙げてみましょう。

「ご依頼申し上げます」

敬語としても成立している表現で、 上司に何かを頼むとき、外注先に仕事を発注するときなどに適しています。

『依頼』に接頭語の 『ご』 を付けて丁寧な表現とし、『言う』の謙譲語である『申し上げる』を続けます。さらに、丁寧語である『ます』で締めくくるため、自分がへりくだることで相手を高めながら、お願いをするフレーズになります。

・A部長のご見識を新入社員に伝えたく、入社式での訓示を賜りますようご依頼申し上げます。

「ご依頼いただきました」

自分が要請を受けたときに使える言い回しです。取引先からの発注があった場合などによく使われます。

『ご依頼』で丁寧な表現にしつつ、謙譲語の『いただく』でへりくだり、『ます』の過去形で丁寧に終わります。このような構造であるため、取引相手だけでなく自社の人間にも使える表現です。

・(取引先へ)引き続き弊社にご依頼いただきましたことに、深く感謝申し上げます。
・(自社上司へ)A社よりご依頼いただきましたことをご報告いたします。

頼みごとをするときの控えめな言い方

人に何かを依頼する場合は、できるだけ謙虚な姿勢で臨むことが大切です。お願いをする以上、相手の方が立場が強いと考えるべきでしょう。

そのため、相手の心証を害さない言い回しを覚えておきたいものです。控えめな表現について確認しておきましょう。

「お願いしたく存じます」

『お願いしたく存じます』は、取引先や目上の相手に何かを依頼するときに、へりくだった表現で伝える言い方です。

『お願いする』に願望を示す助動詞『たい』を付け、『思う』の謙譲語『存じる』で自分を一段下げ、丁寧語の『ます』で終わる文章構成です。

・弊社の新社屋披露パーティーにおいて、取引企業代表としてごあいさつをお願いしたく存じます。

「いただけると幸甚です」

『はなはだしい』『度が超えている』ことを示す『甚』を用いた『幸甚(こうじん)』は、これ以上はない幸せという意味を持つ言葉です。

『いただけると幸甚です』は、もし引き受けてくれるならば、こんなにも幸せなことはありません、という意味になります。人にお願いをするにあたっては、最上級の表現といえるでしょう。

・私たちの結婚披露宴において、一言ごあいさつを頂戴したく存じており、ご快諾いただけると幸甚です。

まとめ

ビジネスの現場では、人に何かをお願いする機会は多いものです。その際、相手によってはきちんと敬意を示し、適切な表現で要請する必要があります。

『依頼』は、お願い事でよく使用する言葉です。正しい使い方で、スムーズなやり取りにつなげましょう。