堅実女子ニュース&まとめ 感染拡大の中、リモート勤務をかたくなに拒否する老舗会社に我慢の限界〜その2〜

島津明子さん(36歳・仮名)はとあるIT系の老舗企業でプログラマーとして働いています。仕事の面では不満がなかったものの、新型コロナ蔓延に対する会社の意識の低さにはガッカリ。頑なにリモートへ切り替えず、緊急事態宣言中も週5日出社を強いられたのです。それまでのお話はこちら。
~その1~

いつもと変わらぬ生活を続けていところ、とうとう他部署では濃厚接触者が出てしまいます。

社長の方針についていけず、退職者続出

「あまり大きな企業ではないので、座席数は100人ちょっと。それでも今まで感染者や、濃厚接触者が出なかったのは奇跡に近いような気もします」

家庭があっても在宅勤務を認めなかった企業ですが、濃厚接触者となれば話は別です。一体どんな対応をしてのでしょうか?

「出勤させるわけにはいかないので、そのチームだけは1週間出社停止となりました。けど、1週間ですよ?さすがにPCR検査は受けさせていましたけど、陰性が発覚次第すぐ出て来いって感じで……。なぜそこまでしてリモートにしないのか甚だ疑問でした。他部署と言えどフロアは一緒ですし、私自身も感染が心配で心配で。濃厚接触者が出た直後、危険を回避するためにわざわざ有給を使って休んだ社員さえいるくらいです。

この会社ってどこかおかしいんです。出社はかたくなにさせるくせに、ウォーターサーバーやハンドタオルの停止はかなり早い段階でやっていましたから。それなのになぜ在宅勤務はダメなのか、意味が分からなかったです。ただ電気代をケチりたいだけなのかと思ってしまいました」

話を聞けば聞くほど仰天エピソードの数々。新型コロナウイルスに対する意識は人によって違えど、社員を守るといった概念があまり感じられなかったのでしょうか、退職者も徐々に出始めていたそう。

「ブラック企業ではないですし、仕事内容としては何も問題がありません。けれど会社としての在り方は……。社長の方針についていけず、コロナ禍での退職がチラホラ目立ってきたんです。長年在籍していた人でさえ辞めていきました。緊急事態宣言解除後は一時的な人手不足もあり、新型コロナへの不安も大きく、もう頭がおかしくなりそうでした」

人手不足が目立てばチーム内の仕事も回りません。明子さんは派遣扱いなので残業を多くされることはなかったのですが、この時期に関しては別だったとのこと。

「契約内容で拘束時間やらがキッチリ決まってるので、派遣はたくさん残業をさせられないんです。けど退職が目立った時期は仕事が終わらないから、プロダクション側に交渉され、残業に明け暮れていました。

社内に缶詰めになっているだけでもストレスなのに、それに加えてコロナ禍ですからね。毎日満員電車に揺られ、缶詰めになり、残業まで……。お給料は増えたけど、遠出もできないなら使う場所がありません。もう精神的に限界でした。今思えば普通に残業を断れば良かったと後悔しています。疲れすぎて判断力が鈍ってしまっていたんです。

その間にもごく僅かでしたけど、濃厚接触者が出たこともありました。それでも会社の対応は依然として変わらず……でした」

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