堅実女子ニュース&まとめ 一人暮らしで新型コロナに感染して辛かったこと……20代販売員の感染体験記〜その2〜

山崎すみれさん(仮名・29歳)は家電量販店で働いているため、コロナ禍でも出社が当たり前です。“おうち時間”の充実を求める消費者の来店が殺到し、仕事も忙しい毎日。

売上は好調なものの、常に新型コロナウイルスの危険と隣り合わせの状態。冷や冷やしながら働く日々は、精神的にかなりこたえたそう。それでも懸命に働くすみれさんでしたが、昨年の秋、遂に陽性者となってしまいました。〜その1〜はコチラ

一人暮らしだからこそ感じた不安

「検査で陽性と発覚した時は、“やっぱりなぁ”と。もちろん残念ではありましたけど、それ以上に体調がツラかったので、いろいろなことを考えるほどの余裕がなかったです。

感染が分かるとあれだけ繋がらなかった保健所から着信が!感染経路などを聞かれましたけど、接客業だから分かりませんと返しました。ただ一緒に働いていた社員やパートさんの多くが濃厚接触者になってしまって……。物凄く申し訳ない気分になり、体もしんどいしで、気分は相当落ちこみました」

熱や喉の痛み、そして次第に咳が止まらなくなっていたという、すみれさん。しかし、即時入院は叶わなかったそう。

「陽性が分かったら速攻で入院できると思ったんですが、保健所からの指示があるまで動けないのです。自分で入院施設を探すわけにもいかないですし、このままひどくなったら……と想像するだけで怖くて。電話をひたすら待つしかできず、友人の助けも呼べない。1人暮らしの感染ってこんなに絶望的な気分になるんだぁ……と思いました」

保健所の電話を待ち続けた、翌日。起きるとあれだけ高かった熱が、37度台前半まで下がっていたとか。これには本人も驚いたとのことですが、まだ喉の痛みや咳が残っています。ようやく来た保健所の電話に応答すると、ホテル療養か自宅待機のどちらかを選べるのとこと。

「どうやら軽症者はガーッと熱が出て、結構すぐ引いてしまうこともあるみたいなんですよ。私もそうで、急に体調がマシになってびっくりしました。ただ喉は相変わらず痛いですし、やっぱり頭もぼーっとする。咳も出ていたのですが、熱が下がった以上、入院はしないという流れに。あれだけしんどかったのに軽症と言われると、ちょっと不思議な感じがしました。自分的には高熱で死にそうな感じに思えましたし」

1人暮らしではあるものの、ホテルへ行った方が良いのではないか――。そう判断した彼女はホテル隔離を選びました。

「慣れた家で過ごすのが一番かもとも思ったんですが、自宅療養も楽ではないんですよね。家から一歩も出られないのはもちろんのこと、感染者はゴミの捨て方一つも気を付ける必要もあって。私は普段から料理もほとんどしませんし、マメな生活を送っていないので(笑)、10日間自宅での缶詰め生活が想像できませんでした。

専用の場所で療養した方が良いと思ったので、ホテルを選択。熱が下がり次第すぐに入れるとのことだったので、保健所から電話が来た2日後には入所することができました」

ホテルが空いていることにホッとしたものの、問題は10日間を過ごすための準備。陽性が発覚している以上、外へ出歩くこともできません。荷物を用意することが、発熱の次に大変だったと彼女は語ります。

「1人暮らしで隔離日数分のタオルや下着って持ってなくないですか?急いで買いに行くこともできないのでAmazonに頼りましたが、なんだかんだでお金がかかり、“私、病気なだけなのに!”って少し思ってしまいました。それに熱も完全に引いたわけではなかったので、パッキング作業がかなり辛かったです」

1 2