テニスプレーヤーの大坂なおみ選手が、「NFT」と呼ばれるブロックチェーンの仕組みを使い、姉のまり氏と共にデジタルアートの販売を行いました。アメリカンフットボールの選手や他のテニスプレーヤーも活用しているNFT。一体どのような制度なのでしょうか。
今回は、NFTの仕組みや大坂なおみ氏が販売したデジタルアートについてご紹介します。
NFTとは?

「non-fungible tokens」の略称であるNFTは、ビットコインなどの仮想通貨と同じようにブロックチェーンと呼ばれる取引を記録する仕組みの上で発行されるトークンのことです。この仕組みを利用することで、複製ができない唯一無二のデジタルコンテンツを制作することができます。
かつてビックリマンシールやポケモンカードなど、実際に手にして集めることができるトレーディングカードが流行りましたが、NFTとしてデジタルトレーディングカードを制作するとデジタルのカードであっても他に同じものを持っている人がいない、“唯一無二のコンテンツ”をコレクション可能です。
大坂なおみ氏が発売したデジタルアートの中身とは?
今年3月に引退を発表した、元テニスプレーヤーである姉のまり氏と共同で発売した今回のデジタルアート。種類は全部で6種類あり、5種類がオークション形式、1種類はくじ引き形式で販売されました。いずれも、落札者にはサイン入りのテニスラケットやNIKE製品が併せて贈られます。
各アート作品に描かれているのはなおみ氏で、彼女の個性や感情を表した特別なもの。姉のまり氏だからこそ描けたアートですね。テニスとアートそしてフィンテックがコラボした、貴重な作品となっています。