若手社員とのコミュニケーションも良好に
「今回自分でも反省したのですが、ただ1回観ただけで色々決めつけ過ぎていたな、と。“YouTube=若い子のもの”と考えている部分もありましたし、だからこそ余計興味が向かなかったと言いますか。受け入れられないから否定するってところに、自分の頭のカタさを痛感してしまいました。
私、結構あまのじゃくな性格というとか、みんなが面白いというものにはあまり飛びつきたくないって思ってたんです。ドラマとかも流行りものには敢えて手を出さなかったり。けどこの件でその考えは捨てた方がいいなと思いました」
コロナ禍がなければきっと今までと考えが変わらなかったかもしれない――。自粛は辛かったものの、今となっては“逆に感謝している”とか。
「ずっと家で1人こもりきりは辛かったですけど、あの時暇を持て余さなければTwitterを開くことも、動画を観ることもなかったかもしれません。コロナ禍で人と会えない寂しさを感じたからこそ、YouTubeの良さに注目できたんでしょうね。多分今までと同じ生活のままだったら、相変わらずピンとこなかったと思います」
今となっては若手社員とYouTuberの話で盛り上がるほどのハマりっぷり。自分が生まれ変わったよう、と香保子さんは嬉しそうに話すのでした。
「あれ以来すっかりハマっちゃって、今は好きなYouTuberができたほどです(笑)。ずっとYouTubeを観るだけの生活は良くないけど、勉強になるチャンネルも多いし、うまく使えば素晴らしいツールだと思います。コロナ禍で人と会えない以上、娯楽にもなりますしね。若い子との話題も増えましたし、もっと早いうちから知っておけばよかったかも。
新しく登場したものには一方的に否定するのではなく、こちらから歩み寄る姿勢が大事であることに気づかされました。コロナ禍は早く収束してほしいけど、そこに気付かせてくれたことには本当に感謝です」
