まだ食べられるのに、捨てられてしまう食べ物のことを「フードロス」と言います。日本における年間のフードロスは600万トン以上にものぼります。フードロスの現状、発生してしまう原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

株式会社クロス・マーケティングは、全国の20~69歳の男女を対象に「フードロスに関する調査(2021年)」を実施。その結果をご紹介します。
つい無駄にしてしまう食材は「葉物野菜」
まず、「つい無駄にしてしまう」「つい食べきれず捨ててしまう」食品について聞いたところ、以下のような結果となりました。

「つい無駄にしてしまう」「つい食べきれず捨ててしまう」食品
1位:葉ものの野菜(小松菜・キャベツ等)……20.1%
2位:料理の飾りつけに使う野菜(パセリ等)……11.3%
3位:根菜類(大根・にんじん・ごぼう等)……10.0%
「葉ものの野菜」が最多で20.1%となり、TOP3を野菜類が占めています。日持ちがしない野菜類は、なかなか使い切ることが難しいようです。ひとり暮らしの場合などは、キャベツを丸々使い切るのは大変ですよね。また、4位には「調味料や薬味」が。こちらは消費期限も野菜や果物よりも長そうですが、使用頻度の少ないものの場合、最後まで使い切れないことが多いよう。
続いて、フードロスをしないためにしている工夫についても聞いています。
フードロスをしないように心掛けていること、工夫していること
1位:賞味期限の早い食品から使用する……45.4%
2位:食べきれない分は冷凍する……43.0%
3位:賞味期限の近い値引き品を買う……35.0%
「賞味期限の早い食品から使用する」、「食べきれない分は冷凍する」が多くあがりました。ロスをださない使い方、買い物、保存を心掛けていることがわかりますね。